2025.08.18
防犯ライトの効果と選び方|「狙わせない防犯」への第一歩

夜間の暗がりは、犯罪者にとって行動しやすい絶好の隠れ場所です。
防犯ライトは「侵入させない」ための最前線の威嚇装置として、多くの企業や施設で活用されています。
セキュリティハウスでは、ただ明るくするだけでなく、**犯罪者が「ここは危険だ」と本能的に感じ、犯行をあきらめる環境をつくること=『狙わせない防犯』**を重要視しています。
本記事では、総合防犯設備士が現場経験に基づき、防犯ライトの効果を最大限に引き出す選び方と設置のポイントを解説します。
1. 防犯ライトの役割と効果
- 心理的威嚇:強い光で「見られている」という緊張感を与える
- 死角の排除:暗がりをなくし、侵入の下見を阻止
- 防犯カメラの補助:夜間でも鮮明な映像を記録可能
セキュリティハウス流ポイント
犯罪者は事前に下見を行います。夜間でも十分に明るく、動くと光が反応する環境は「リスクが高い」と判断され、犯行対象から外されやすくなります。
2. 防犯ライトの主な種類
機種名 | タイプ | 明るさ目安 | 主な特長 | 連動機能 |
---|---|---|---|---|
LCL-30SI | 音声威嚇+人感センサー型 | 約1,000 lm | 人や車を感知すると点灯と同時に音声メッセージで威嚇可能。 | 外部接点入出力対応で他機器や複数台連動が可能 |
LCL-31 | 人感センサー型 | 約1,000 lm(白熱150W相当) | ベーシックモデル。小〜中規模施設向け。軽量で設置しやすい。 | 外部接点入出力で複数台連動や他機器制御が可能 |
LCL-31SL (BA1)/(BA2) | ソーラー+人感センサー型 | 約1,000 lm | 電源工事不要のソーラー充電式。電池増設やソーラーパネル追加で長時間運用可能。 (付属電池1つがBA1、2つがBA2) | 検知入出力対応で複数台一斉点灯や他機器連動が可能 |
LCL-32 | 人感センサー型 | 約1,000 lm | LCL-31の耐久性強化版。堅牢設計で屋外長期運用に対応。 | 外部接点入出力対応 |
LCL-34 | 人感センサー型(高出力) | 中〜高照度 | 中規模〜大型施設向け。広範囲照射に対応。 | 外部機器連動可能 |
LCL-37 | 人感センサー型(最大出力) | 最大7,000 lm(300W相当) | 大規模施設・外周警備用。強力照射とフラッシング機能搭載。 | 接点入出力で複数台連動やセンサー・警報装置と連動可能 |
補足ポイント
- 全機種に常夜灯(調光)機能搭載:夜間は低照度で照らし続け、侵入者を検知すると高照度照射
- 接点入出力対応:他の防犯機器(カメラ・警報器)や複数台のライトと連動可能
- 選定の目安
- 電源が取れない場所 → LCL-31SL
- 音声での威嚇も必要 → LCL-30SI
- 広範囲・大規模 → LCL-34/LCL-37
- 標準モデル → LCL-31/LCL-32
LCL-30SI
LCL-37
3. 設置場所と運用ポイント
- 門扉、通用口、フェンス沿いなど侵入経路となりやすい場所
- 光が必要な範囲に集中するよう角度を調整
- 高さは2.5〜3mを目安にし、破壊やいたずらを防止
セキュリティハウス流ポイント
防犯ライトは単独利用よりも、外周警戒センサーや警報装置と連動させることで、光+音による二重の威嚇を実現し、「狙わせない」効果が格段に高まります。
4. 法人・施設における活用事例
- 倉庫外周の警戒強化と夜間侵入阻止
- 事務所ビルでの来訪者監視補助
- 病院や学校での夜間安全確保
まとめ
防犯ライトは、低コストで「狙わせない」環境を実現できる防犯機器です。
光は人間の心理に直接作用し、「この場所は安全ではない」と感じさせます。
セキュリティハウスの防犯理念と組み合わせ、光・音・監視を一体化させれば、侵入されない企業・施設づくりが可能です。
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