2026.02.19
刑法犯認知件数とは?【2025年確定値】最新の推移と見方
2025年(令和7年)の刑法犯認知件数は77万4,142件。その中で、建物に入り込むタイプの侵入犯罪は5万8,492件、さらにその約8割を占める侵入盗(=侵入窃盗)は4万7,233件まで絞れます。
法人(店舗・事務所・倉庫・工場)では「入られてから」より、“狙わせない状態”を外から作る(抑止)→近づいた瞬間に検知(外周)→運用で止めないの順が、最短で効きます。無料防犯診断も受け付けております。
理由
侵入盗は、犯行前に「下見」されやすい犯罪です。外から見て“警戒されている感”が強い施設、そして敷地に入った段階で反応する施設は、比較的ターゲットから外れやすい(=狙われにくい)ため、対策の順番が成果に直結します。
特に侵入犯罪は増加しており、侵入犯罪の内訳の中心が侵入窃盗であることも明記されています。
刑法犯認知件数とは?
刑法犯認知件数とは、刑法に触れる犯罪について、警察が「発生を把握(認知)した事件数」のことです。「検挙(犯人を捕まえた数)」ではなく、被害届・通報・捜査などを通じて“犯罪が起きた”と警察が認知した件数を数えています。
つまり、刑法犯認知件数は「街の体感」や「噂」ではなく、防犯を考えるためのベースになる統計です。ただし、数字はあくまで「認知された分」なので、増減の背景には社会状況や通報・届け出行動の変化も影響します。
だからこそ、法人の防犯で大事なのは、刑法犯認知件数を見たうえで、自社に直結する領域(例:侵入盗=侵入窃盗)まで落として判断すること。
このひと手間で「必要な対策」と「優先順位」がはっきりし、ムダな設備投資を減らせます。
最新データ:刑法犯認知件数は増加、侵入盗も増加
- 2025年(令和7年)刑法犯認知件数:77万4,142件(前年差+3万6,463件、+4.9%)
- 2024年(令和6年)刑法犯認知件数:73万7,679件(前年比+4.9%)
そして法人に直結する「侵入」領域はこうです。
- 侵入犯罪(2025年):5万8,492件(+9.2%)
- 侵入盗(侵入窃盗)(2025年):4万7,233件(+9.8%) ※侵入犯罪の約8割
「侵入盗」は日常用語としてよく使われますが、統計上の中心は侵入窃盗です(ここでは同じ意味として扱います)。
法人向けに重要:侵入窃盗は“住宅以外”が約6割
警察庁の詳細統計(2024年)では、侵入窃盗は4万3,036件。そのうち住宅発生は1万6,962件です。
ここから逆算すると、
- 住宅以外(=店舗・事務所・倉庫・工場等)=2万6,074件(約6割)
となり、法人施設は「侵入窃盗の主戦場」と言えます。
法人での窃盗リスク(よくある現場条件)
- 夜間無人になりやすい(発見が遅れる)
- 出入口が複数(正面は対策しても、搬入口・通用口が薄くなりがち)
- 資材置場・バックヤード・フェンス沿いなど、死角ができやすい
- 金属類の窃盗(いわゆる金属盗)など、社会的に増加傾向とされる類型もある
狙わせない防犯:提案の流れ(法人向けの王道)
1)「見せる抑止」を先に作る(外から一瞬で分かる)
侵入盗は「ここは面倒」と思わせた瞬間に候補から外れやすい。だから最初は、外から見て“警戒中”が伝わる状態を作ります。
- 軸にしやすいのが セキュリティキーパー
「警備中」表示で心理的抑止をかけつつ、異常時は回転灯・サイレン等で連動威嚇ができる機器です。
法人セルフチェック(30秒)
夜、次の3方向から見て「警戒してる感」が伝わりますか?
- 正面入口
- 搬入口(荷受け口)
- 従業員通用口/裏口
2)「外周で早期検知」— 触られる前に気づく
次に、敷地に入った瞬間または建物に近づく動線で検知する設計へ。
法人施設は「入られてから鳴る」だと被害が大きくなりやすいので、順番はこうです。
- 敷地・通路・フェンス沿い:屋外検知(屋外用パッシブ/ビーム等)
- 搬入口・出入口・シャッター:開閉検知
- 重要室(サーバ室・金庫室・高額在庫室):最終ライン(室内検知は必要最小限)
TAKEX(竹中エンジニアリング)も屋外・屋内用パッシブセンサーのラインナップを公開しており、外周検知の組み立てがしやすいカテゴリです。
3)「運用」で止めない(法人はここで失敗しがち)
設備が良くても、誤報やセット漏れで止まると“無警戒時間”が増えます。法人は担当が複数になるため、最初から運用を設計します。
- セット/解除の責任者・時間を固定(閉店/退社手順に組み込む)
- 月1回の簡易点検(“動作確認日”をカレンダー固定)
- 近隣配慮(音・光の向き、時間帯)を事前に決める
- 誤報が出やすい場所(植栽・反射・車動線)を避けて設計
施設タイプ別:設置の考え方(法人向け)
共通のコツは「正面より、裏(人目が少ない側)」から固めるです。
店舗(路面店・テナント)
- 狙われやすいのは:搬入口、裏口、閉店後のガラス面周辺
- まず:“警戒中が見える”+裏動線の外周検知
- 次に:出入口/シャッター/バックヤードの開閉検知
事務所
- 狙われやすいのは:無人フロア、共用部からの動線、重要室
- まず:フロア入口の抑止表示+要所の検知
- 次に:サーバ室・金庫・保管庫など“被害が大きい部屋”を最終ライン化
倉庫・工場
- 狙われやすいのは:敷地周囲、資材置場、死角、搬入口
- まず:敷地の外周(入場点)で検知+威嚇連動
- 次に:シャッター・出入口の開閉検知、重要資材エリアの強化
比較ポイント(法人が迷いやすいところ)
- 機械警備:駆けつけ等の体制を含む(契約内容で変わる)
- 自主機械警備:自社で通知・対応を組む(運用設計が要)
どちらにしても、侵入盗対策として効果が出やすい順番は同じで、「抑止(見せる)→外周検知→運用」です。
まとめ
2025年(令和7年)は刑法犯認知件数が増加し、なかでも侵入盗(侵入窃盗)も増加しています。法人(店舗・事務所・倉庫・工場)では、被害が出てからの「カメラで確認」だけでは遅れやすく、効果が出る順番はシンプルです。
法人の“狙わせない防犯”はこの順で整えるのが最短。
- 見せる抑止:外から「警戒している」と一瞬で分かる状態を作る(=狙わせない)
- 外周で早期検知:敷地・裏動線・搬入口など“近づいた段階”で検知する(=触られる前)
- 運用で止めない:セット/解除のルール化+誤報対策で「使われ続ける防犯」にする
特に法人は、正面よりも 搬入口・通用口・バックヤード・資材置場が弱点になりやすいので、ここから優先して“狙われにくい見た目+検知ライン”を作るのが失敗しにくいポイントです。
パッシブセンサーと迷っている方は、現地環境や目的に合わせた診断・提案を受けるのが近道です。
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