防犯ブログ
- 放火・火災
2005年10月20日
全国で放火被害。注意ください
神戸新聞によりますと、10月に入り、神戸では連続不審火が発生しており、4日には神戸のレンタル会社で未明にパワーシャベル3台、道路整地用ローラー1台など重機10台が焼損する被害がありました。高さ3メートルのアルミ製フェンスに囲まれた敷地内に侵入しての放火の疑いがあるようです。
又、14日にも未明から早朝にかけて連続不審火。まず午前零時五十分頃ゴミ収集場のゴミが燃えており、三分後に400メートル先のごみが燃えていました。いずれも近くの住民や通行人が気づき消火されました。午前4時10分には農家の資材置き場から出火、丸太10数本と袋入り肥料を焼き、温室ガラス12枚が熱で割られる不審火がありました。その通報で駆けつけた警官が約150m離れた歩道で自転車が燃えているのを発見しています。(神戸新聞10月14日より抜粋)
いずれも付近に火の気がないことから連続放火の疑いで捜査しているとのことです。
10月19日の時事通信に勤務先の保育園に放火した和歌山県の保育士21歳の記事が掲載されていました。「運動会に向けた園児の踊りの練習が遅れており、騒ぎを起こせばそれどころでなくなると思った」というのが放火理由として容疑者より語られています。
放火は昨年度8,210件。放火の疑いは5,796件。両方を合わせると全火災の23.2%にもなります。
火災の原因は8年連続「放火」という事実は以外に知られていないようです。
火災は冬季と春季に多いというデータもあります。昨今の放火犯の放火理由は「むしゃくしゃして」「失業して腹が立って」「職場のストレス」といったものや愉快犯もあり、同地域に複数の犯人がいて競い合うということもあるようです。泥棒として侵入して何も盗むものがないので腹いせにといったこともあり、いずれにしても火災は大切な家財・家はもちろんのこと命さえ奪ってしまいます。
放火対策としては「犯人に隙を見せない」。防犯意識が高い家・地域にしていくことが最も大切です。