防犯ブログ

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2005年12月20日 顧客情報の管理・従業員の管理

 新聞販売店の元配達員が新聞販売店に届いた留守情報を基に空き巣を繰り返したという被害が9月から10月にあり、犯人が逮捕されています。
 容疑者は市内の新聞販売店に勤務。旅行で留守にするなどの連絡があった際、ノートに記入し、ノートを基に犯行場所を選んでいました。
 
 「家を数日間留守にするときには新聞や郵便は配達をとめましょう」
 防犯の心得としてそう言い続けてきました。新聞や郵便物が郵便受けにいっぱいになって放置されていると「家に誰もいない」ということが建物の外から判断されるため、空き巣のターゲットになる可能性が高いためそうアドバイスしています。
 これは正解で、今後も留守にされる時には新聞や郵便はとめておくことが空き巣対策には有効です。

 しかし、今回の容疑者はその情報を悪用して空き巣のターゲットにした訳で、今後このようなことがないためにも、新聞販売店側に対策の徹底を提案したいと思います。

新聞販売店の防犯対策ご提案内容

1.顧客情報管理の徹底   
 多くの新聞販売店にはアルバイトなど多くの人が出入りしています。今回は従業員がその就業中に  留守宅情報を自分のノートに記入して犯行に及んでいますが、外部からの侵入者がその情報を持ち  去る・情報の入ったパソコンを持ち去るという可能性もあります。店舗内の顧客情報に関しては管理を  厳重にし鍵のある書庫に保管する、パソコンなどは持ち出せないように「持ち出し防止システム」を設置するなど対策を徹底することが重要です。

2.機密保持の徹底
   従業員に対し顧客情報などの取扱いに関して厳重に管理することが必要です。自分のノートに記入  などの行為をさせないよう就業規則などで規制するとともに、顧客情報管理に対する教育を実施する  などにより意識の向上を図ることにより抑止力を発揮させることが重要です。

3.従業員管理の徹底
   やめてしまったアルバイトが出入りしていても判別つかない・・・そんなことはないでしょうか?従業   員の管理を徹底することも「大切なお客様の個人情報を扱う企業」として重要なことです。
   勤務中はどんな場所でも大きく名前と写真の入ったIDカードを必ず胸に付ける出勤時は指紋照合で入退出管理を行い、やめた従業員は出入りできないように徹底する、といったことで、セキュリティ意識も向上できます。又、社員に社会的使命感を持たせることも犯罪抑止のポイントです。

4.監視カメラシステムの設置
   「監視カメラ録画システムを設置する」・・・侵入窃盗が発生した時には録画された映像で犯人を割り  出すことができます。最も大きいのは「見られている」という意識は今回のような犯行にも非常に有効  で、抑止効果が大きいといえます。

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