防犯ブログ

  • 犯罪手口(寺社仏閣)
2006年02月06日 奈良の古都で仏像盗難犯人逮捕される。国宝の格子切断される

奈良県で2件の仏像盗難・盗難未遂事件が発生し、犯人は明日香村で逮捕された男性でした。

◆5日午前8時30分ごろ、法隆寺で、国宝の西室(鎌倉時代)の木製格子が破られ、建物内に安置していた文殊菩薩像一体がなくなっているのを、寺職員が発見しました。盗まれた仏像は高さ74センチの塑像。犯人は西室東側にある格子(5センチ角、長さ約170センチ)6本を、細いのこぎりのようなもので切断して約40センチのすき間から侵入し仏像を運び出したらしい。ほかに聖徳太子像や維摩居士(ゆいまこじ)像(模造)など四体の仏像があったが無事でした。

◆11時50分ごろには、直線で約20キロ離れた同県明日香村の仏頭山上宮皇院橘寺で参観中の男が本堂で薬師如来(にょらい)像をボストンバッグに入れようとして取り押さえられ、橿原署に窃盗の現行犯で逮捕されました。のこぎりを持っていたことから、同署が法隆寺との関連を調べています。 
「仏像が欲しくて埼玉から来た。法隆寺から別の寺を回って橘寺に行った」と犯行を認める供述をしたということです。

所持品から、いくつかの寺のスタンプを押した台帳が見つかっており、同容疑者が参拝客を装い、犯行の下見を重ねていた可能性もあるとみています。

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