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2006年03月22日 「宵きす盗」の手口

兵庫県警捜査三課と加古川、姫路署は十八日までに、窃盗などの疑いで、姫路市元町、無職(34)を逮捕しました。
男は、好みのゲームソフトやDVDなどを収集するため、空き巣を繰り返していたとして、自室の棚には、“戦利品”数百点が並び、鑑賞用などとして楽しんでいたということです。
姫路市内など西播地域では約四年前から、無施錠のマンションなどで、現金やゲームソフトが盗まれるなどの被害が百件以上相次いでおり、同課などは容疑者の犯行とみて追及しています。

男は、夕方に空き巣を行う「宵きす盗」で、主に明かりの消えたマンションを物色。
二階以上の部屋は、ベランダの窓が無施錠であることが多いため、侵入口はほとんどがベランダだったということです。
 

ベランダ伝いに部屋から部屋へ身軽に飛び移っては、犯行を重ねていたといい、今年一月中旬の姫路市内での犯行は、わずか四十分間で同じマンションの四世帯に空き巣に入る早業でした。

DVDやゲームソフトを盗んでは、棚を入れ替えるこだわりぶりで、犯行を繰り返すうちに「やめられなくなった」と話しているということです。。
黒いリュックサックを背負った姿が犯行現場で目撃されていたため、捜査員の間では「リュックの男」と呼ばれ、聞きこみ捜査などで同容疑者が浮上してました。

マンションでの窃盗被害が多い理由が、この容疑者の手口にあります。
1)2階以上の場合、入られないと過信してベランダの窓が「無施錠」の場合が多い。
2)マンションは夕方、照明がつくかどうかで留守かどうかが外からすぐに判断できる。
3)ベランダ沿いに簡単に移動できるため、1度に何カ所も窃盗に入ることができる。
4)隣の人とのコミュニティが希薄で、少々の物音がしていても気にならない・隣の住民の顔を知らない状態である。

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