防犯ブログ
- 犯罪手口
2006年04月12日
郵便受けの悪用
インターネットの掲示板に、ジャニーズタレントのコンサートチケットなどを売ると偽り、ファンからお金をだまし取った中学2年の女子生徒(13)が補導されたニュースは衝撃的でした。
補導された女子生徒の13歳!という年齢と、その巧妙な手口に二重で驚かされました。
手口は、掲示板に「コンサートのチケット2枚を譲ります」とうその情報と、連絡先として自分の携帯メールアドレスを書き込みます。
家族にばれないよう、チケットの購入希望者に対し留守がちな近所の民家あてに代金を封書で送るよう指定し、その郵便受けから代金入りの封書を抜き取っていたようです。
民家の住人が「チケットが来ない」と苦情の手紙が来たことを不審に思い警察に連絡、メールアドレスから生徒が浮かんだようです。
昨年8月から今年初めにかけ、計67件、約80万円を詐取し、「アイドルのコンサートチケットやグッズを買うためには、月5000円の小遣いでは足りずにやった」などと話しています。郵便受けから抜き取れなかった分を含めると、被害は132件、約160万円に達するようです。
自分の家の郵便受けがそんなことに使われていたなんて・・・民家の住人の方もびっくりですね。
対策としては、郵便受けに鍵をつけるなど簡単に家族以外の者が中身を見れないようにしたり、こまめに郵便物を確認することなどが必要です。
今回は詐欺行為に利用された郵便受けですが、泥棒が侵入のターゲットとして、『郵便物がたまっている家=家人が不在』ということに利用する場合もあります。