防犯ブログ
- 自動車盗難
2006年05月01日
駐車場で愛車を守る方法
さあゴールデンウィーク突入。天候も良いし、車でお出かけの方も多いと思います。
行楽地や遊園地、郊外大型店舗、レストラン・・・車で外出した場合には駐車場に車を入れますよね。
そんな駐車場で刑法犯が平成17年にはなんと66万8527件も発生しているのです。
これは平成7年の1.6倍。全刑法犯の約3割(29.5%)が駐車場(駐輪場も含む)で発生しているということですので、注意しましよう。
という訳で、「今日は駐車場で愛車を守るためにどうしたらいいのか」をご紹介したいと思います。
駐車場での犯罪は、
車上狙い(24.4%)、
器物破損(12.0%)、
部品ねらい(11.1%)、
自動車盗(4.3%)
の4犯罪で半数以上を占めています。
最近の犯罪傾向としては、
�@ 人目のない深夜(22時〜9時)は51.8%と半数。しかし、日中(9時〜17時)19.6%、夜間(17時〜22時)15.2%となっています。つまり、安全な時間帯はないということです。
�A キーを抜いていても自動車盗では79.4%が盗まれています(23,057件)。車上狙いは77.4%(126、361件)。キーをつけたままで被害に遭っている人も多いですが、キーを抜いているから安全とはいえないことを忘れてはなりません。
�B 古い車でも盗難される。新車が狙われるのかというとそうではなく、初年度登録から3年以上経過した車が7割を占めるなど、「自動車盗難防止機など何も対策をされていない車が狙われている」と言えます。
それでは、愛車を守るための対策として下記をご紹介します。
●わずかな時間でも車を離れる時は必ずエンジンキーを抜き、ステアリングロックも確実にきかせておく。ドアをロックし、窓も完全に閉めていることを確認してから離れる。
特に追突事故や子供の送迎などちょっとした時間を狙っての犯行に注意。(犯人は何人かで組んで役割分担して犯行を行いますので注意してください)
●貴重品は車の中に置かない。バックや背広、小銭でも見えていると車上荒しに遭う確率が高くなる。
ノートパソコン・重要書類などを車内に置かない。個人情報保護法でもっと大きな問題になることもある。
●路上駐車はせず、監視の行き届いた駐車場、夜間照明・監視カメラのある駐車場を選び、照明の良く当たる周囲から見通しの良い場所を選択して駐車する。「防犯優良駐車場」「防犯モデル駐車場」などのステッカーが貼られた駐車場が近くにあればそこを利用する。
・壁、大型車輌、雑草、植木などで見通しが悪かったり、死角のある場所には駐車しない。
・夜間に駐車する場合には照明があたっていない暗い場所は避ける。
・駐車場の端は避け、出来る限り多くの人が通る場所にとめる。
●一定時間以上車から離れる時には、常に車を確認する。 (郊外型レストランなどでは、車の見える場所に座る)
●容易にキーを人に預けない。預ける時は預り証を受け取る。 (短時間で合い鍵を作られ盗難される被害も発生)
●車内にスペアキーを保管しない。 (車上狙いの時に見つけられ、車も盗難に遭うケースもある)
●家の玄関など目立つところにキー・スペアキーを置かない。保管は厳重に。 (空き巣に愛車まで盗まれるケースもある)
●人前でキーをわずかな時間でも放置しない。居酒屋・サウナ・スポーツジムなど背広のポケットや入れっぱなしにしたり、テーブルの上に置いたまま席を離れない。 (短時間で合い鍵を作られ盗難される被害も発生)
●車を駐車場に残して外出する場合には、ボディカバーをつけ、車種を特定されないようにする。
自宅の車庫はできる限りシャッター付きの車庫の方が安心。人感ライトを設置し、人が来ると自動的に照明が点灯するようにする。
●自動車盗難防止装置を設置する。
ハンドル固定ロック式防犯装置やイモビライダー、振動センサー・空気圧センサー、電圧変化センサー、キー穴異常センサーなど。
●車の位置確認サービスと契約する。
「防犯泥棒大百科」にも、車の盗難に関して被害事例など紹介していますのでご参照ください。
http://www.hanzai.net/car/index.htm