防犯ブログ
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2006年05月23日
落雷事故の対策方法
毎年、夏にかけて全国的に落雷が多くなってきます。落雷が近くで発生すると、音や光でびっくりします。びっくりするのは人間などの生物だけではなく、電気製品も落雷は怖いものなのです。
今回はその対策方法をご説明させて頂きます。
まず、落雷には「直撃雷」と「誘導雷」とがあります。「直撃雷」とは文字の通り、直接落ちてくる雷のことです。この「直撃雷」を受けてしまったら、人間も電気機器も殆どが御陀仏になるでしょう。何と言っても数億Vの電圧が直接落ちてくるのだから、助かったら奇跡です。
もう一つの「誘導雷」は「直撃雷」が近くに落ちた場合に、電灯線や通信線(電話線など)の電線に落雷の電気が流れてしまう現象です。この「誘導雷」が電気機器に悪影響を及ぼしてしまいます。
電圧は「直撃雷」より低いですが、それでも数万Vの電圧が電気機器のコンセントや電話機に流れてしまいます。通常、AC100Vで動作している電気機器に高電圧の電気が流れてしまうので壊れてしまいます。
このような被害を未然に防ぐ方法として、建物の屋上などに「避雷針」を設置したり、電気機器に高電圧が流れないように「避雷モジュール」などを設置して対策を行います。
ライフラインに重要な施設には昔から設置されていますが、最近はインターネットの普及に伴い、サーバーが設置されている施設などにも設置されています。
私達の防犯システムもライフラインの一部として今後、設置される場所も多くなってきます。
このように、今までのセキュリティシステムは、防犯・火災・非常などの人間に対する安全・安心な対策でしたが、これからは電気機器にも安全・安心な対策を行う必要があるのではないでしょうか?