防犯ブログ

  • 泥棒小話
2006年06月05日 盗んだ金庫の中の「権利書」は毎回返却、スリランカ人の泥棒。

先日は、郵便局の強盗が、盗んだ金に1万円を増やして返却にいった話を載せましたが、今回は「権利書」を返却していたスリランカ人の泥棒のお話。

このスリランカ人は、塗装工見習いをしながら、埼玉県上尾市に住んでいた03年4月〜昨年11月、同県内の民家に侵入し、204件、被害総額約1360万円(うち現金約1230万円)の盗みを繰り返したとみられています。

この泥棒は、金庫を盗んだ時は、近くの河原などで壊して現金を盗み、金庫の中に土地の権利書を見つけると、必ず被害者方に戻って庭先などに投げ返していたということです。

「土地の権利書がなくなると、(被害者は)困ると思った」と供述。
同被告は約10年前に密入国したとみられ、県警は「スリランカも国土が狭い。日本での生活も長いので、土地の権利書は大切だと理解していたようだ」と話しているということです。

今回のように「権利書」を返却してくれる泥棒なんてあまり聞いたことがありません。
特に、金庫ごと盗んでいますので、金庫内に、実印なども入れていた場合には大変なことになってしまいます。
下手をすると、所有権移転登記などを行うなんて可能性もあるわけです。
金庫は過信しない。これは特に田舎に行けば行くほど そういう傾向がありますので注意してください。

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