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2006年06月07日 外国人トラック窃盗団 被害総額3億円

外国人窃盗団というと、宝石・貴金属、強盗などを思い浮かべますが、自動車やバイクの盗難も多いのです。
今回愛知県で逮捕されたのが、トラック専門の窃盗団。

愛知、岐阜両県内では昨年夏ごろから今年3月ごろまで、トラックが盗まれ、エンジンやクレーンが切り取られ、車体だけが路上に放置される事件が頻発していました。
同様手口で盗まれたトラックは約130台、被害総額は約3億円に上っています。

愛知県警ではトラックを盗み、エンジンなどを切り取って売却したなどとして窃盗容疑でウガンダ国籍の男9人と、盗品等有償譲り受け容疑でアフガニスタン国籍の自称輸出業を逮捕しました。

富山でも、ロシア人が会社敷地から中古タイヤ100本を盗み、盗んだトラックに積んでいたところを逮捕されています。
自動車盗難の犯罪件数は現象の傾向にありますが、まだまだ高い水準です。
売却目的の外国人窃盗団組織は尚暗躍しています。以前は犯罪後の逃走車両を調達したり、乗り回すために盗む例が多かったのですが、98年ごろからは売却目的が主流になったと推測されます。

犯行を重ねているのは売買、保管、運送、輸出など役割を分担した窃盗団とみられ、ナイジェリア、カメルーン、ロシア、ウガンダ、中国国籍などの外国人窃盗団。
 売却先も中東やロシア、東南アジアなど海外に広がっています。

05年の盗難車を車種別にみると、上位10車種のうち9車種がトヨタ車で「トヨタは世界のブランド。海外でも部品の入手が比較的容易なためではないか」と推測されます。
日本車の性能が良いことは海外でも有名。発展途上国ではまだまだ新車は高値の花。安く販売される盗難車は、性能の良い日本車。人気があることが盗難に拍車をかけているようです。

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