防犯ブログ
- 侵入手口
2006年06月20日
「忍者のごとく」天井裏から忍び込み
大阪 堺市のポルタス・センタービル10階の通信機器販売会社事務所で、社長室の金庫(幅、奥行き各50センチ、高さ80センチ)が壊され、売上金6300万円がなくなっているのを、出勤してきた女性従業員(22)が見つけ、警察署に届けました。
この窃盗被害、金庫内に6300万円も入れていたというのもびっくりしますが、犯人の侵入の方法にも驚きます。
ビルは16階建てのオフィスビルで、夜間は出入り口が1階と地下1階だけになり、キーカードがないと入れないシステム。
事務所のドアは施錠されていましたが、事務所内と、事務所外側廊下の天井ボードがそれぞれ一枚ずつ外されており、犯人は廊下から天井裏を伝って忍び込んだと見られています。
つまり、事務所の外側廊下の天井ボードを外してのぼり、天井裏を移動し、事務所内の天井ボードを外してそこから事務所に下り、金庫を破壊して中の現金を盗んだというのです。
最近はドアの施錠を破壊したり、窓ガラスを割ったりという少々荒っぽい方法での侵入が多く、中には壁に穴を開けて・・なんていうものもあります。
そんな中、天井裏からというのはちょっとびっくり。
昔かたぎの職人のような泥棒を連想しました。
時代劇の忍者や、スパイ映画のような世界ですよね。
それにしても、6300万円も事務所に置いていたのに侵入検知センサーも設置していなかったのでしょうか?
侵入検知センサーがついていたら、天井から犯人が下りようとしている間に検知して、その場で大音量のベルやサイレンで威嚇撃退できたのに・・・。
金庫を過信しすぎです。