防犯ブログ

  • 犯罪手口
2006年07月18日 高速道路のインターチェンジに近い場所犯行エリア 窃盗1060件

近畿、中国、中部地方など十二府県で、深夜、無施錠の民家に忍び込む手口で窃盗を繰り返したとして逮捕された男二人。、二人の自供に基づき、同課などが確認した被害件数は約千六十件で、被害総額は約一億二千万円。うち兵庫県内の被害は最多の約三百件に上るということです。

容疑者は、遊び仲間を誘い、〇三年春ごろから犯行を開始。新興住宅地や農村部など、夜間に出歩く人が少ない地域を狙い、家人が就寝した後、無施錠の窓などから侵入し、犯行を重ねていました。一晩で十件以上の犯行を繰り返すこともありました。

 犯行後、短時間で遠くまで逃亡できるよう、主に高速道路のインターチェンジに近い場所を犯行エリアに選び、兵庫県内では中国、山陽の両自動車道などの周辺にある加西、赤穂、丹波市内などの民家に侵入していた。

 容疑者は当初、犯行を否認。しかし、犯行前に現場でポイ捨てしたたばこの吸い殻に付着していた唾液(だえき)のDNA型が同容疑者のものと一致したことが決め手になりました。盗んだ金は「遊興費に使った」と供述しているということです。

高速道路を利用して広域の犯罪を行う。犯行後も高速道路を利用して高飛び・・・。
まさに車社会の犯罪です。
交通網が整備されると犯罪が多発するというのは明石大橋が完成したときにも見られました。淡路島の窃盗が急増したのです。それまでの静かな環境が一変。
便利さの一方で、犯罪に対する警戒を強めないと窃盗犯の思う壺です。
無施錠の民家を狙った今回の窃盗犯は、まさに「防犯意識の低い家・地域」を狙ったということができます。

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