防犯ブログ
- 犯罪手口
2006年07月21日
テレビで見た盗みの手口で・・・
7月18日、銀行の夜間金庫コーナーに自作の金庫を置いて現金を盗もうとしたとして、
元鉄工所の作業員が窃盗未遂などの疑いで逮捕されました。
容疑者は、17日午後7時ごろ、銀行の夜間金庫コーナーに侵入、
自分で作った鉄製の金庫(高さ170センチ、幅55センチ、奥行き38センチ、重さ58キロ)を
置き、夜間金庫の利用客の現金を盗もうとした疑いです。
5人のお客さんが計約400万円を偽金庫に入れていたということです。
巡回の警備員が不審な金庫に気づき発覚。容疑者は近くで様子を見ていましたが、
警察官が集まったのを見て逃走。盗みをあきらめ、18日午前、自宅近くの警察署に自首したようです。
容疑者は、家族が経営する鉄工所で偽金庫3個を製作し、銀座の大手銀行の3支店に置いていました。
鉄工所で作業をした経験があり、
「テレビで偽金庫を使った盗みの手口を見て、これなら自分にもできると思った」
と供述しています。
侵入の手口を実演するテレビ番組等がありますが、防犯対策を広めるというメリットがある
反面、このように手口を真似て実際に悪用する人間も出てくることもあり、考えものですね。
偽金庫を作る技術・現金を回収するまでの労力と、様々なリスクを考えれば、
普通に働いた方が楽だと思いますが・・・。