防犯ブログ
- 犯罪手口
2006年07月26日
電力会社の職員を偽り点検費用・工事費用詐取、隙を見て現金窃盗も
高齢者を狙って電力会社の職員と偽り、点検費用や工事費用として現金を詐取し、すきを見て現金を盗む被害が、5月から7月20日までに篠山市内で3件発生しました。
●六月十日昼すぎ、市内の女性(83)が一人で留守番していたところ、水色の作業着姿の男三人組が「電力会社の者です」と訪れ、屋内に入った。「ブレーカーやメーターを取り換えるのに四十万かかるが、内金だけでも入れてくれ」と二万円を詐取、その後、女性のすきを見て手提げかばんなどから現金約四十二万円を盗んだ。
●五月十九日にも同じ方法で二人組の男が独り暮らしの女性(83)宅を訪れ、三万円を詐取したあと現金約十七万円を取って逃げた。
●十一日には老夫婦宅に、ベージュ色の作業服姿の男二人が訪れ、「電力会社の者だが、共同アンテナの工事代金が三十万円かかる。一軒の負担金は三万円」と言われ、支払ったが、近所の人に「そんなことはない」といわれ、被害に気付いた。
ガス、水道局、NTTなど名乗る名称はいろいろですが、
・点検や機械の交換に法外な費用を請求
・一部金を入れろ、などその場でいくらかの現金を受け取る
・高齢者や女性だけの家を狙う
・一人の時間帯を狙う。
・点検者と家人が一緒に行動している隙に家にある現金などを盗む
などがこの犯罪の手口です。
疑わしき時には「名刺を貰い、その会社に確認する」「誰が知人や近所の人に確認する」「知らない人を安易に室内に入れないようにする」「車で来ていたらナンバーを控える」などを徹底してください。
実は、「セキュリティ−ハウス防災」という名称を名乗る男が、ある店舗の店内設備点検を勝手に行い21万7,350円の請求書を提示し、最終的に9万円を受取り逃げ去ったとの情報を得ました。FC本部やテナント管理会社、消防設備点検依頼先などに確認連絡をしている間に、動揺している従業員より現金を受け取っていたようです。弊社にその情報が入ってきたのは約半年経過してからで、直接ではなく間接的にでした。
もちろん詐欺を行ったと思われる、「セキュリティ−ハウス防災」は弊社及び弊社ネットワーク加盟企業とは一切関係のない会社です。
名刺には大阪府門真市上野口371番地とあり、先日調べたところそのような住所はなく、会社の存在そのものがありませんでした。電話番号もつながらず・・という状況で、弊社ネットワーク加盟企業を装った詐欺ではないかと考えます。よく似た商号を使われたということで非常に悔しく感じています。
詐欺・・手口はどんどん巧妙化していく一方です。
ぜひとも最新情報を入手いただき、詐欺被害に遭わないようにしていただきたいと思います。