防犯ブログ
- 犯罪情勢
2006年08月25日
「物価高くて生活苦」中国留学生 空き巣130件。
札幌で逮捕された中国国籍で私立大4年生(28)
01年4月の来日したものの、学業よりは空き巣業に励んだようです。1カ月に4、5件、大学やアルバイトを終えた夜間に盗んでいました。
自宅周辺のアパートなどで空き巣を繰り返すこと約130件、総額約2200万円分の現金(約700万円)や貴金属や食料品、衣類、家電製品を盗み、盗んだデジタルカメラやパソコンなどは本国の親族らに渡す一方、物品は換金する方法が分からず、自分の部屋に置いていました。
現金は生活費や学費に充てていたということです。
01年に来日した当初は家賃1万5000円のアパートに住んでいましたが、盗みを始めてから家賃5万円のマンションに引っ越し、逮捕時には約40万円の貯金もあったということですから、盗んだ家財に囲まれてずいぶん贅沢な生活だったのでしょう。
40万円といえば中国では大金。もしそのまま捕まらずに本国に戻っていたら、裕福な生活を始めることができると考えたのかもしれません。
「日本は物価が高く、生活が苦しかった」と供述しているそうです。
以前にも留学生の犯罪をご紹介しましたが、留学したものの想像以上に日本の物価が高く、アルバイトをいくらしても追いつかない。アルバイトが中心となり、いつのまにか学校には行かず・・・。そのまま気が付くと仲間に誘われ犯罪に加わった・・・。
同じような経緯で捕まった事例を以前にご紹介したと記憶しています。
留学生を受け入れる大学や専門学校側にも入学前に毎月の生活費予想額や物価などを正しく伝えるなどしてこのようなことが起きないようにしていただきたいと思います。