防犯ブログ
- 犯罪手口
2006年09月01日
運転するタクシーに窃盗仲間を乗せ、酔いつぶれた人を捜す
酔っ払って寝ている人の背広から財布を抜き取る・・というのはよく最終電車などで行われる「すり」の手口ですが、沖縄であったのは、繁華街で酔っ払って寝ている人を狙った「すり」。
捕まったのはタクシーの運転手と無職の男の二人組み。勤務中のタクシーに客を装ったもう一人が乗り込み、繁華街などの路上で寝ている人を物色。1人が見張り役を務め、声を掛けて起きなければ財布を抜き取るなどしていました。
ただし、タクシーの運転手も、もともと自家用車で路上寝の泥酔者を狙って窃盗を繰り返していたのを、「繁華街で同じ場所を行き来していても怪しまれない」との理由でタクシー会社に勤務し始めたというから、空いた口がふさがりません。
二人で1000件の犯行を自供しています。
二人は、30年近く前に窃盗で捕まり、警察署の留置場で知り合った関係。
今年3月に偶然街中で再会し、手を組むことに。
「類は友を呼ぶ」とはこのことでしょうか?
それにしても、酔っ払って路上で寝ている人がこんなに多いとは、やはり沖縄。
暖かいので、大丈夫ということでしょうか。
「路上寝は犯罪の被害や交通事故に遭う危険性がある。酒を飲むときは自分の量をわきまえてほしい」とは、犯人を逮捕した警察署長のお話。
「過ぎたるは猶及ばざるがごとし」
何事もほどほどにね。