防犯ブログ

  • 犯罪手口
2006年09月05日 国公立だけ17大学で盗み92件

奈良で大阪府立大(堺市)研究室で財布を盗んだとして、住所不定、無職男(52)(建造物侵入罪で起が窃盗容疑で逮捕されました。

男は、主に国公立大で盗みを重ねたと供述し、奈良署は京都、大阪、神戸大など4府県において17大学で計92件(総額約280万円)の犯行について確認しました。

8月17日、大阪府立大生命環境科学部の研究室で、女性教員(29)のかばんから約1万円や運転免許証入りの財布を盗んだ疑い。

「私立大に比べ、国公立大の研究室は無人になるケースが多かった。警備員に見つかっても出入り業者を装った」と供述しているということです。

定宿にしていた大阪市西成区の簡易宿泊所からは、北海道、名古屋大の学生証など約3000点を押収。まだまだ余罪が出てきそうです。

大学内での泥棒被害は多発しています。

・大学には365日、24時間誰でも自由に出入りできる。
・大学の研究室などには防犯設備などあまり整っていない。夜間の警備員の巡回もほとんどしていないことも多い。
・研究などで夜間遅くまで作業することも多く、夜中にウロウロとしていても誰にも怪しまれない。
・年齢に関しても、若ければ学生、そうでなければ助教授、教授・・というように色々な年齢の人間がおり、誰かに遭ってもそのふりをする。
・研究室が無人時には個人の財布などが被害に。
・最も被害が多いのがノートパソコンなどコンピュータ。(盗まれてしまうとそれまでの研究データや論文も盗まれてしまう)


大学のセキュリティシステム/
対策としてはやはり「入退出管理システム」をお勧めします。カード、指紋などであらかじめ登録した人だけが自由に出入りできます。

もっと簡単に対策するなら「ワイヤレスセキュリティシステム」。
無線タイプで配線工事不要で、センサーが侵入を検知すると音声又はサイレンとフラッシュ光で侵入者を威嚇撃退します。

せっかくの研究成果が一瞬にしてなくならないためにも、ぜひ対策をご検討されることをお勧めします。

図書館なんかも24時間自由に使用できて、必要な場所だけ照明や空調が使えるようにしたり、図書を無人で貸し借りしたりできるシステムもあるんですよ。ゆっくり好きな時間研究に没頭できますよね。

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