防犯ブログ

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2006年09月21日 東京都 ピッキング、サムターン回し、焼き切りの手口急増

「侵入窃盗:4割増加 サムターン・焼き切りなど、中国人窃盗団が得意手口回帰 /東京」
毎日新聞9月21日朝刊に掲載されていた記事が目に飛び込んできました。

ピッキング、サムターン回し、バーナーを使う「焼き切り」等手口による侵入窃盗は、官民合同による防犯対策の強化が効を得たのか、03年の特殊開錠用具所持禁止法の施行などから昨年まで減少傾向にあり、03年4267件(全体の13・5%)▽04年2438件(同9・5%)▽05年1438件(同7・4%)と推移していましたが、今年は昨年度に比べて4割増加となっています。

今年になって都内で発生した侵入窃盗の件数は、8月末現在で1万1897件と昨年同期に比べ859件減少。しかし、手口をみると、ピッキング、サムターン回し、焼き切りの三つは計1253件あり、昨年に比べ353件、39・2%増加しています。

渋谷、新宿、中野、杉並、練馬の各区のマンションで被害が相次いでいるということです。

警視庁捜査3課は、中国人窃盗団が得意な手口に回帰して空き巣を繰り返しているとみています。

中国人など外国人窃盗団は昨年度秋頃、大阪に移ったと見られ、大阪府下のマンションでの侵入窃盗被害が急増していました。
また、四国などでもサムターン回しの被害が急増するなどしており危惧していたところですが、今度は東京都内が急増ということで、ちょっとでも隙を見せて安心すると駄目だということだと思います。

窃盗団は、対策が進んでいない地域、対策が進んでいないマンションを狙います。
特にオートロックが導入されていたり、高層になると安心して窓や玄関の施錠忘れや、窓を開けっ放しで就寝なども多く見受けられます。
実際には高層階でも被害が発生しており、オートロックや高層マンションのみをターゲットにしているどろぼうもいるのです。
理由は「安心して隙があり、入りやすい。一度入館すると効率よく何部屋にも侵入できる。他人に無関心」といったことです。

現在「防犯マンション登録制度」ができ、防犯環境を整えたマンションが増えています。
ということは、その対策をしていないところ、対策はしたけれど十分ではないところ、防犯意識が低いところが狙われるということですので、注意が必要です。

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