防犯ブログ
- 侵入手口(店舗)
2006年11月14日
徳島の貴金属店正面ドア壊し侵入した窃盗団の手口
どんどん荒っぽくなる窃盗団の侵入手口。
徳島のショッピングタウンの貴金属店が、荒っぽい侵入手口で被害に遭い、隣列していた時計や宝石数百万円が盗難されました。
犯人は施錠された正面入り口のガラス製自動ドア(幅一メートル、高さ二メートル、厚さ約一センチ)を割って店舗内に侵入。
陳列ケース(高さ一メートル)のガラスを複数壊して時計や宝石類を盗んでいます。陳列ケースを壊すのにバールのような工具を使ったとみられます。
ショッピングモール内で二十四時間営業している量販店の店員によると、駐車場の車の中で休憩していると「ガシャン」と大きなガラスが割れる音を四、五回聞いたため、物音のする時計店近くに駆け寄りました。
白っぽい四輪駆動車で待機していた犯人の一人が店員に気付き、店内に侵入していた仲間に「はようせえ」と声を掛け、ともに南に向けて猛スピードで立ち去ったということです。
その後、店員から知らせを受けた量販店のマネジャーが一一〇番通報。
大きな音がしてから車が出ていくまでの時間は三分程度で、店から出てきた男はがっちりして大柄でした。
店舗は午前十時から午後九時まで営業し、前日の夜も午後九時すぎには、店員が陳列ケースと入り口ドアに鍵を掛けて帰宅しています。午前零時以降のショッピングモールは量販店一店だけの営業となり、周囲は薄暗く人通りはほとんどない状態です。
警備会社から知らせを受けて現場に駆け付け、捜査員から事情聴取を受けた店長は「閉店前にはきっちり施錠して防犯には気を配っていたのに。早く犯人を捕まえてほしい」と不安そうに捜査を見守っていたということです。
店長は「閉店前にはきっちり施錠して防犯には気を配っていたのに」とコメントしていますが、宝石貴金属店において「施錠」が防犯対策という意識が、そもそも大きな間違いです。
現在の警備システムにプラスして音・光・霧による犯行を継続させない威嚇システムをお勧めします。
侵入時に霧で視界を遮ることにより侵入者は犯行を継続できず、今回のように近所の人の目がある場合は被害を最小に押さえることができます。
今回、目撃した量販店の店員が無事であったのが何よりでした。
こういう複数の窃盗団は武器を持っていることが多く、下手に声をかけたりすると、命の危険さえあります。
大柄の見張り役の男。時間にして3分間。窃盗団に暴力団員が加わっていることも多く、この3分間はもう恐怖でしかありません。
以前 無人のコインランドリーに複数の窃盗団が行った犯罪を目撃した人のお話を伺ったことがあります。
やはり、一人が車で店の前で待機。
2名のバットを持った男が店の前に立っている・・・。
大きな破壊音が聞こえ2階の窓からのぞくとそんな景色が見えたそうです。
怖くてとても近づくことができなかったということでした。
コインランドリーの両替機を破壊して数分で去っていったそうです。
こういった窃盗団が全国のどこかで連日のように犯罪を起こしています。