防犯ブログ
- 放火・火災
2006年11月16日
「空き巣に入れずむしゃくしゃして連続放火」
放火の理由として犯人の多くは「むしゃくしゃして」という理由をいいます。
今回捕まった放火犯は6月15日夕から16日未明にかけ、東京都北区志茂のコインランドリーで、トイレットペーパーにライターで火を付け、壁に燃え移らせるなど、3件の放火を繰り返した疑いで逮捕されました。
「空き巣に入る家を探していたが、いい家がなく、むしゃくしゃして火を付けた」と供述しているということで、あきれてしまいます。
コインランドリーへの放火は長野県でも連続して発生しています。
12日午前1時40分ごろ、長野市柳町の木造2階建て建物で1階のコインランドリーの壁や天井約7平方メートルを焼く火事が発生。この建物の道を挟んだ向かいの住宅では11日午後3時10分ごろ、敷地内に置いてあった養蜂(ようほう)箱などを焼くぼやがありました。いずれも火の気がないことから、長野中央署は不審火とみて調べています。
コインランドリーの火事は、2階に住んでいる男性(64)が気付いて119番通報。
男性によると、「ドーン」という音が聞こえ、1階に下りたところ、洗濯物を入れるかごが燃えていました。
カセットこんろ用のガスボンベの破片が落ちていたということです。
建物の所有者の長男(57)によると、コインランドリーは午後11時に電灯が消えるようになっているが、施錠しておらず、誰でも自由に出入りできるということで、非常に無警戒な状態です。
どんな場所でも安全という場所はありません。
コインランドリーには両替機があり、現金が入った状態のため、きちんと夜間など営業時間外の対策を取ることが急務です。