防犯ブログ
- 侵入手口(店舗)
2006年11月20日
爆窃団 南青山で暗躍。壁に穴開け1億円分盗む。
ロレックスなど50個1億円、壁に穴開け盗む…南青山
こんな見出しに「またやられたのか!!」という思いです。
20日午前4時40分ごろ、東京都港区南青山の輸入時計販売店「ドゥーズ青山」の警報装置が作動し、約5分後に警備員が駆けつけたところ、ガラス製ショーケースが割られ、ロレックスなどの外国製腕時計約50個(時価1億円相当)が盗まれているのを見つけたということです。
同店裏側の外壁には、長方形の穴(縦85センチ、横50センチ)が開けられ、近くに鉄パイプやバールが落ちていました。侵入に使用した道具をじゃまだとばかりに捨てたのでしょうか?
穴には、ノコギリが使われた形跡もありました。
宝石店や百貨店の外壁を破る手口の窃盗事件は、昨年以降、全国で未遂も含めて80件以上起きており、警視庁などでは、「爆窃団」と呼ばれるアジア系外国人グループの犯行の可能性が高いとみて捜査しているということです。
何度も、「爆窃団」の手口やその対策をこの防犯ブログにて案内していますが、なかなか対策が進んでいません。
視界を遮る霧による威嚇。これがこの「爆窃団」に対して最も効果のある方法です。
侵入者を侵入検知センサーが検知する。
その後、大音量の「音」と「光」で周囲に異常発生を報知し、侵入者に侵入を検知したことを知らしめ、威嚇する。管理者や警備会社に通報する。
「爆窃団」に関してはこれだけでは不十分です。
侵入を検知した時点で、店内に霧を噴射する「フォグガード」を追加することをぜひお勧めします。
数秒で視界がなくなり、店内が霧で真っ白になります。
さすがの「「爆窃団」も、見えない状態で犯行の継続はできません。
またショーケースそのものを防犯力の高いタイプに変更する。
これも時間が稼げますので非常に効果的です。
彼らは数分で犯行を終了させます。
時間がかかると顔を見られたり、誰かに出くわす可能性が高くなるからです。
過去に弊社で「フォグガード」を納入した宝石貴金属店様でも窃盗団が侵入しましたが、驚いて1つのショーケースを割り、手元の商品のみ盗んで退散しました。被害を最小に押さえることができたと喜んでいただきました。
壁破り対策に関してはこちらでご紹介しています。