防犯ブログ
- 金属盗難
2006年11月29日
[銅線窃盗団」
<銅線窃盗団>価格高騰…転売狙う 群馬・男女6人逮捕・・なんていう見出しが目に付きました。
ついに銅線窃盗団なんていう名称がついたのですね。「爆窃団」と同じような感じですよね。
高騰する銅の転売を狙い大量の銅線を盗んだとして、群馬県警捜査3課などは27日、ベトナム人窃盗グループの男女6人を窃盗容疑などで逮捕しました。
工場などから銅が盗まれる事件は同県だけで今年1月以降約100件(被害総額約8000万円)発生。埼玉、栃木など全国でも被害が発生しています。
この「銅線窃盗団」に関してマスコミなどから弊社にも電話もかかってきています。
昨日かかってきた某TV局は、「銅線窃盗団対策としてカメラやセキュリティシステムを設置しているユーザーを撮影したい」「カメラ犯人が侵入しようとしている映像はないか」などという内容の電話でした。
「セキュリティなのでどこに何がついているかを公表できないし、TVで紹介などはユーザーの不利益になるので・・」と断りました。「TV撮影に時間も拘束されるので」という言葉にTV制作者は、「ユーザーの名称はTVで発表させていただきますから」と返され??という気分でした。
こんなシステムが付いています!なんていうことをTVで会社名まで入れて発表するというのがどういう悪影響を与えるのか・・ということがマスコミの方はわからないのでしょうかねえ。
ちょっとびっくりしてしまいました。
マスコミの方から時々電話があり、ほとんどはきちんとした内容のものなのですが、中には「誰か元泥棒で、実際に侵入する手口を見せてくれる人は知りませんか?」などといった酷い内容のものもあります。
どうも話題になれば、視聴率さえ良ければ・・という気持ちが制作者の気持ちにあるようで、非常に残念に感じます。
番組などで手口の内容など詳細を説明し過ぎると、模倣犯が必ず現れます。
まだ、対策の中身を全て出してしまうと、犯罪者もその対策を行うことができます。
マスコミや弊社のような業者が防犯対策を取り扱う場合には、細心の注意が必要です。