防犯ブログ

  • 犯罪情報
2006年12月06日 コンビニ強盗凶悪化

昨日、コンビニ強盗により経営者が殺害されたニュースを見ました。
コンビニ強盗が最近多発しているニュースはよく耳にしますが、殺害されるニュースは驚きです。
犯罪がますます凶悪化しているような気がします。

多くのコンビニエンスストアでは、強盗に対して抵抗はしてはいけないことになっているのが現状のようで、現金を要求された場合、ほとんど無抵抗で現金を渡しているとのことです。それを知ってか、店員が抵抗しなことを知っている強盗は、何度ども強盗を繰り返しているのが現状のようです。

平成17年度の強盗件数は、平成9年度の約4倍。
最も強盗が多かった平成15年度は、平成9年度の約5.4倍。
検挙率は平成9年が66.4%であったのが、平成16年度は36.3%と約半数。
※コンビに強盗が多発している現状がうかがえます。

強盗は、必ず下見をします。
「この店は大丈夫」と確信して犯行におよびます。
犯行のターゲットとされないためは、下見の段階で「この店はヤバイ」と思わせることが何よりも大切ではないでしょうか。
犯罪を防ぐための防犯機器としての「防犯カメラ」はほとんどのお店に設置されていますが、その他の防犯機器はまだまだ設置されていないようです。

<コンビニ強盗事件の防犯設備活用状況>(警察庁資料:犯罪情勢H18上)
防犯カメラ  100.0%
カラーボール  87.0%
非常ベル  81.3%
非常通報装置 74.4%
屋外赤色灯  53.4%

強盗に狙われないよう、日頃からお客さんに対しては、必ず顔を見て声かけをすることや、深夜の時間帯は、複数名での売り場勤務を徹底して行うとともに、防犯機器に関しましては、「防犯カメラシステム」は、録画装置を設置して確実に記録することや非常用押しボタンやフットスイッチを取り付け、「自動通報装置」に連動させることが大切なのではないでしょうか。
※自動通報装置には、携帯電話(FOMA)で動画映像を確認できるシステムもあります。

最近の犯罪は、冒頭の殺害事件のように凶悪化しています。従業員を危険から守るために、防刃ベスト等が必要となるとなる時代がやってくるのでは・・・そうならないように、強盗をなくしたいものです。

加盟企業専用ページはこちら