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2007年01月06日 中古エアコン窃盗多発。ここでも銅・アルミの高騰の影響?

家電リサイクル法に基づき、電器店が家庭から引き取ったエアコンが、保管中に盗まれる被害が兵庫県内で相次いでいます。夜間、敷地内から本体、室外機など一式を盗まれることが多いのです。

その背景には、銅・アルミの世界的な価格高騰があります。
日本全国で「銅製品や銅線泥棒」が相次いでいますが、その対象として“金属の塊”のエアコンが狙わたということです。
県内の中小電器店約千三百社が加盟する県電機商業組合(神戸市)によると、銅・アルミ価格の高騰が目立った一年ほど前から被害が増加。組合が二〇〇六年、県内各地で開いた会合では、出席者の約一割から被害の報告があったということです。

家電リサイクル法では不要になったエアコンなどをメーカーが電器店を通じて回収し、破砕、再資源化するよう定めています。エアコンの場合、電器店は消費者から約五千円の運搬・処理費を受け取って収集。三-十台になるまで敷地内に保管しています。電器店にとっては「預かり品」という扱いで、敷地内に保管しているだけの店も多いようです。

そうした管理体制の甘さを窃盗団がついているのだと思います。 
エアコン一式の重さは三十-四十キロ。結構な重さですが、数人で道具などを使用して運び出しているのだと推測されます。環境対策のための「家電リサイクル法」であったのに、盗難されてしまうと粗大ゴミとして不要品が捨てられることにもつながりかねません。

廃棄前の中古エアコンなど電器店の方はよもや盗まれるとは考えていなかったと思いますが、そんなものまで盗まれるほど価格が急騰しているのです。
敷地内に窃盗団に狙われているモノがあるのだということをしっかりと認識し、敷地内に不審者が入った次点で対応する必要があります。

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