防犯ブログ

  • 犯罪手口
2007年01月15日 「睡眠薬入りドリンク」飲ませ強盗。全国で被害。

『睡眠薬強盗』というのは、睡眠薬入りの飲食物(コーラ・ビール、紅茶、サンドイッチ、クッキー、ケーキなど)を勧められ、食べた数分後には昏睡状態に。その間に貴重品を盗まれるというものです。

福岡市博多区中洲で昨年末、酔った男性に睡眠薬入りの飲み物を飲ませて財布を盗み、福岡県警博多署に窃盗の現行犯で逮捕された住所不定の男(68)が、東京や大阪など全国各地で同様の「睡眠薬強盗」犯行を数十件繰り返していたことがわかりました。

「睡眠薬強盗」は海外で多く発生しており、よくガイドブックなどに、「知らない現地の人と盛り場で意気投合して飲み物を奢ってもらったら意識がなくなった。気が付いたら荷物が何もなくなっていた」といった被害記事が掲載されているケースがあります。

お酒が入るとほとんど意識が飛んでしまう人や、急に気が大きくなったりする人がいます。
先日知人は酔っ払って財布と携帯電話を駅のごみ箱に捨てたそうです。(本人は記憶にない)。
幸いにも財布もカードや中の現金も、そして携帯電話も本人の手元に無事届きましたが、いつもそうなるとは限りません。

先日の「成人式」でも新成人が酔っ払って暴れたり・・といった醜態を演じていました。
「お酒」の適量は健康に良いそうですが、それでも家の外で飲んでいる間は注意が必要です。
酔っ払って寝ている人ばかりを狙うスリ・かっぱらいも存在します。最終列車が特に狙われているそうです。

スリなどならまだ命には別状ありません。
今回の「睡眠薬強盗」の一連の被害者の中には睡眠薬の過剰摂取によるとみられる副作用で失明寸前になった人もいました。
海外では睡眠薬を飲まされ、荷物や現金、貴重品を全て盗まれ、そのまま山の中に捨てられるといった被害も多発しています。
睡眠薬を飲まされると、病院での胃洗浄など快復するのに2〜3日は必要となり、最悪のケースでは死亡した場合もあります。

くれぐれもご注意を。

加盟企業専用ページはこちら