防犯ブログ
- 泥棒小話
2007年01月18日
サラリーマン泥棒。10年間家族は気付かず。
岡山で捕まった泥棒(40)。
1996年頃から盗みを初め、昨年8月の逮捕までに約660件。被害総額6500万円相当、
男は、建築関係の仕事をしていた時期もありましたが、2000年頃より岡山県内で本格的な盗み稼業に専念。
家族には「大工の仕事に行く」とうそをついて夕方に「出勤」していました。
家族には月給として毎月渡していたため、家族は男の職業?に気づいていなかったそうです。
男の手口は夜間に民家に勝手口から侵入するという方法です。
盗んだ金は子どもの学費、生活費や新築住宅のローン返済、3台の車の購入費に充てていたというのですから、「サラリーマン泥棒」といったところでしょうか。
時々 こういう一見普通の人的生活をしている泥棒がいるんですよね。
奥さんと子供をかかえ、住宅や車のローンを毎月きちんと支払っている。
その稼ぎの方法が「泥棒」ということを省けば、どこにでもいるおじさんなのかもしれません。
「勝手口から侵入」というのは、「無施錠の場合が多い」ということからだと推測します。
深夜の民家に侵入していますので、ほとんどの場合家人は在宅です。
したがって「忍び込み」となるわけですが、平成18年の岡山県下の「忍び込み」の63.1%は「無施錠」16.1%が「ガラスの破壊」ということです。
岡山では過去3回、「山陽新聞リフォームフェア」など展示会で防犯講演を行いましたが、中には「鍵をかけると留守だとわかるから鍵をかけずに出かける」と豪語する方もおられました。
外出時に鍵をかけない・・というのは論外ですが、家にいるから・・と安心するのではなく、「最低ワンドア・ツーロック」ということを忘れずに、防犯対策をしていただきたいと想います。
来る1月25日(木)には岡山県の和気町にて「暮らしを考えるつどい」の中で「住まいの防犯について」お話をいたしますので岡山県東備地区の方でご興味のある方はぜひお越し下さい。