防犯ブログ
- 犯罪情報
2007年01月19日
ブラジル人窃盗団。6県で2億円盗む。
日本に定住したブラジル人らのグループが東海地方を中心に6県で自動車盗や車上狙い、金庫荒らしといった計302件の窃盗と建造物侵入を繰り返し、被害総額が約2億1000万円相当に上ることが17日、岐阜、滋賀両県警の調べで分かりました。
このうち9人が逮捕されています。
この窃盗団は逮捕された9人と、既にブラジルに帰国した4人で構成されていたようです。
外国人犯罪は増加の一途をたどっています。
平成6年度 13321件であった犯罪検挙件数は平成17年には33037件。2.48倍となっています。
国際化・グローバル化の中で、密入国者が急増して犯罪に・・ということなのですが、外国人窃盗団による犯罪は、凶悪化・分業化・短時間化していることが特徴です。
集団で短時間で犯行を修了する。情報提供・見張り役・実行役・運転手・銀行預金引き出し係など役割分担をして犯行を行うところなどは会社組織と同じです。
時間もストップウオッチなどで測って数分で犯行を修了させることもあります。
ピストルや小刀など武器を所持し、万が一犯行途中に誰か人に出くわしたら その武器を使用して強盗に早代わり。
抵抗すれば最悪の結果にもつながらないということを把握しておくことが必要です。
外国人犯罪が日本で多発している背景には「日本との貧富の差」が上げられます。
日本で数年稼いだだけで自国では家を建てることができる・・。「ピッキング御殿」なんて呼ばれている立派な家を以前テレビが映し出していましたがあながち嘘ではないようです。
しかし、最も大きな原因は「日本人の防犯意識が外国人に比べ低い」ということ。
住宅の建て方、扉・窓・・全て日本は「美観」がやはり重要課題で、「防犯」は遅れています。
耐震性・防犯性に関してはここ数年クローズアップされ、商品化されていますが、実際にはなかなか採用されないようです。
コストが高いということと、美観。
その両面で防犯対策がなかなか進まないことが、外国から見て「泥棒天国」に見えているのではないかと想います。