防犯ブログ
- 侵入手口
2007年01月25日
狙われる院長室
昨年9月、栃木県の病院の院長室から現金約60万円を盗んだ疑いで逮捕・起訴された男が、
見舞客や患者を装って病院の院長室などに侵入する手口で盗みを繰り返していたことが分かりました。
被害は、北海道や宮城、群馬、富山など東日本各地で約60件(被害総額約2000万円)にも上るようで、「院長室は狙いやすかった」と。
調べによると、男は約5年前から、車で各地の病院を回り、外来患者などを装って病院内に侵入。
院長が診察で院長室を空ける時間帯を下調べするなどの手口で、現金や商品券、アクセサリーなどの盗みを繰り返した。
院長室近くで呼び止められると、見舞客などを装い、「間違えました」とごまかしていたという。
先月このブログで、大学病院や研究所などに、ピッキングなどの手口で事務所荒らし400件を繰り返していた男二人が逮捕、という内容をお伝えしました。
そのときの大学病院を狙った理由が、「夜間や早朝でも自由に出入りできる」というものでした。
今回の犯人とは手口は違うかもしれませんが、やはり病院は狙われているようです。
自由に出入りができ、誰が誰なのか全く気にされない病院は狙い目でしょう。
怪しまれても見舞客だといえばそれだけです。
今回の手口を真似た模倣犯が現れることも考えられますので今後も注意が必要です。
今も事前に下見をして狙い目の病院を探しているかもしれません。
まずターゲットにされないこと。その為にも侵入対策は必要です。
病院施設セキュリティ