防犯ブログ
- 泥棒小話
2007年02月06日
仕入先は泥棒!?
盗品のゴルフクラブを買い取り、販売したとして、大阪府羽曳野市の中古ゴルフ用品販売店の元店長(43)が逮捕されました。
この元店長は、昨年7月、堺市のとび職の被告(20)=窃盗罪で公判中=らが同市中区のゴルフ用品店から盗んだゴルフクラブ185本(約1350万円相当)を計90万円で買い受けた疑い。
とび職の被告は、元暴走族の仲間と2005年10月から2006年の8月にかけて、大阪、奈良、和歌山の各府県で、二十数件のゴルフ店荒らしを繰り返し、ゴルフクラブ計約2100本、約6600万円相当を盗んだと自供。これまでに少年を含む計8人が逮捕されています。
元店長は、販売価格が高いドライバーを盗むように依頼していたといい、盗品の大半を定価の6分の1から10分の1で買い取り、新品として販売。昨年11月の閉店までに約1500本、総額約2000万円を売り上げたとみられています。
盗品だと知りながら買い取って販売していたというだけでなく、価格の高い商品を盗むように依頼していたというのは、自分の手は直接汚さず、利益だけを得ようとする巧妙な手口といえます。
安く買い取って、定価で販売する、儲かって仕方がなかったことでしょう。
ただ仕入先が泥棒ということなので、第三者から見れば色々とおかしいと感じるでしょうし、決して長続きはしません。
盗品であっても、簡単に再販が出来る現状の様々なシステムに問題があります。