防犯ブログ
- 侵入手口
2007年03月06日
同情を引こうとする泥棒
3日午前4時45分ごろ、群馬県伊勢崎市の民家に男が侵入、就寝中のパート女性(69)に襲いかかりました。しかし、女性の抵抗に遭った男は観念したのか、自分の身の上や生活の困窮ぶりを吐露。
女性が同情して財布を渡すと、男は現金約1万円を抜き取って逃走。
女性に怪我はなく、伊勢崎署は強盗事件として捜査しています。
調べでは、男は45歳前後で面長のやせ形。身長165〜170センチ。毛糸帽子に、灰色ジャンパー姿。
女性は一人暮らしでした。
男は就寝中の女性に馬乗りになり、手で口をふさいで「騒ぐな、殺すぞ」と脅迫。だが女性がすぐに起き上がって抵抗すると、約15分にわたって身の上話をしたということです。
女性を脅し、抵抗すると、今度は同情を引こうと身の上話を始める泥棒。財布を渡すと1万円を抜き取って逃走。
一見、まぬけな泥棒の面白話のようですが、一人暮らしの女性が寝ているところを襲われ、殺すと脅されました。幸いにも女性に怪我はなく、被害金額も1万円で済みましたが、もし刃物を持っていたらと考えると笑ってはいられません。
強盗殺人事件にもなりかねない話です。
外からみて明らかに防犯システムが設置されている家にはなかなか侵入しようとは思いません。
事前に防犯対策を行っていれば、泥棒の目標(ターゲット)から外れることができたかもしれません。