防犯ブログ
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2007年03月12日
常習すり窃盗団の手口
侵入盗の世界でもグループ化が進み分業化されていっていますが、すりの世界でもやはり分業化されてきているようです。
逮捕されたスリグループ。
すり役はリーダー(61)が一人で担当。買い物客を装い、近付いても不審に思われないように買い物中の女性を狙います。
すりの直後にすり取ったクレジットカードを受け取った男(35)と女(23)が貴金属商品を購入、質屋で換金してました。
新品の貴金属などを質入れした場合、盗品と異なり、被害届が出ないため、犯行が発覚しにくい点に目をつけたということです。
被害者が盗難に気付いた場合、カードの利用を停止されてしまうのを気付くため、女(56)が被害者を尾行し、購入役に携帯電話で連絡していたというから驚きます。
得た金は覚せい剤の購入に充てていました。
四人は二〇〇六年七月から同十一月、近畿を中心に関東から九州の十府県で、少なくとも四十件、総額六百万円の犯行を重ねており、警察で余罪を追及しています。
スリされやすい状況としては、
買い物中、友人との会話中、列車での居眠り中、携帯電話使用中などです。
たくみに近寄り、一瞬にして財布を抜き取ります。
ぶつかられて・・といったこともなく、さりげない行為の中で盗む高度なテクニック。
やはり、狙われないよう隙を作らないことが大切です。