防犯ブログ
- 侵入手口(店舗)
2007年03月26日
貴金属店窃盗犯。2分で犯行終了。
23日午前4時40分ごろ、藤岡市中栗須のショッピングセンター内の貴金属店でショーケースが割られ、指輪やネックレスなど36点(約250万円相当)が盗まれたと警備会社を通じ、110番通報がありました。
この貴金属店は2階建てで店舗は1階。2人組みが自動ドアを叩き割って店舗に侵入。
ケース20台のうち3台がハンマーかバールのようなもので割られて、中の貴金属、指輪やネックレスなど36点(約250万円相当)が盗まれたということですから、破壊に破壊を繰り返す非常に荒っぽい手口。店舗中にはガラス片や商品にまじり、犯行道具の一部とみられる赤いプラスチック片が落ちていたということです。
特筆すべきは犯行時間の短さ。
店内外に約15機の防犯カメラがあり、わずか2分間で立ち去る様子が録画されていました。
同店は04年8月にも約1000万円相当の商品が盗まれ、前橋市の無職の男が逮捕されています。
店舗は前回の窃盗被害後防犯対策を強化したとのことですが、このような短時間で荒っぽい手口での窃盗団に対しては充分ではありませんでした。
貴金属店であれば、
・「フォグガード」で侵入を検知すると霧を噴射し、視界を遮り犯行を継続させない。
・大音量のサイレン・ベルで威嚇しつづける。
・ショーケースを防犯性能のあるタイプに変更し、簡単に割られないようにする。
・侵入を検知すると網を自動発射する「ネットガード」
といった対策が絶対に必要です。現在設置されている警備会社のシステムに付加されることをお勧めします。
宝石貴金属店に対していうなら時間は数分が勝負。
その数分で被害を最小に押さえるには、やはり視界を遮り、真っ白で見えなくする。大音量の音で精神的に威嚇する・・ということこそが有効なのです。人が駆けつける時間まで犯人は店舗に滞在しません。
いかに犯人が仕事をしにくくするか・・を第一に考えることが大切です。