防犯ブログ

  • 侵入手口(店舗)
2007年04月10日 家電量販店でパソコン38台盗難

6日午前2時25分ごろ、栃木県小山市の家電量販店で警報が鳴り、小山署に通報がありました。
署員が駆け付けたところ、平屋建て店舗南側の窓ガラスが壊され、商品のパソコン38台(約525万円相当)が盗まれていました。窃盗事件として捜査しているということです。

調べでは、5日午後9時半ごろ、従業員が店に施錠して帰宅、その後は無人状態でした。
窓ガラスは約80センチ四方に割られ、近くの棚に積んであったパソコンをリレー式で運び出せる大きさだったようです。
警報から署員が駆け付けるまで約3分間しかないため、複数犯の計画犯行と見られています。

宝石店への“爆窃団”による侵入盗難事件が発生していますが、家電量販店やリサイクルショップなどパソコンを取扱っているチェーン店舗も狙われています。

同じチェーン店で、一つの店舗への侵入に成功すれば、他の店舗への侵入に応用できると考えるでしょう。採用されている防犯対策や防犯システム、レイアウトや営業時間帯など、共通していることが多いからです。
チェーン店の場合、一つの店舗に侵入された場合は、必ず他の店舗も含めた新たな防犯対策が必要となります。

・侵入された箇所の強化(窓ガラスなら防犯フィルムを貼る、扉ならガードプレートの設置や強度の高い扉へ交換) ⇒ 侵入への時間稼ぎ
・威嚇機器の強化(ベルやセキュリティキーパーの追加設置) ⇒ 防犯意識の高さを外部へアピール
・霧での噴射(フォグガード)によって視界を遮る ⇒ 犯行を継続させない
・商品を頑丈なショーケース等に保管する ⇒ 容易に持ち運べない

同じ店舗で2度・3度と侵入され、大量の商品が盗難被害に遭うというケースも実際に発生しています。
常に最新の防犯対策をとられることをお勧めします。

加盟企業専用ページはこちら