防犯ブログ

  • 犯罪手口
2007年04月25日 一種のサイドビジネス??

いろいろな店舗で発生しているスタッフの内部犯行。

店内のものを勝手に家に持って帰る者や、レジ内の売上金を奪う者など様々です。
内部犯行も立派な犯罪です。
店長としては、信頼しているスタッフを犯罪者扱いしたくないと思うのは当然。
しかし、実際はそんな店長の気持ちなどつゆ知らず。内部犯行は起こってしまうのです。

元ピザ屋店長のI絵さん(仮名)。
ピザ屋は正社員が1〜2人で、残りはアルバイトで補っている店舗が多く、店長が休みを取るにはもう1人の正社員かアルバイトチーフに店を任せているのが現状です。

悲しい事ですが、店長が休みの日を狙って、お金や商品を勝手に取ったり食べたりするのは良くある事で、店長は用心して金銭・商品管理は徹底して行なっていますが、内部犯行は巧妙で想定外なことばかりです。

今回はアルバイトではなく、正社員の内部犯行のお話です。

ベテラン正社員の金 取雄さん(仮名)。
彼は店長が気付かない所でせっせとレジのお金を盗んでおりました。
犯行手口をご紹介します。

お客様からご注文をいただき、通常と同じように配達に行きお金を貰ってくる。・・・と、ここまでは通常業務ですが、彼はここからが違いました。普通にお金だけを取ると現金が合わず、すぐ犯行は発覚しますが、彼は大量にご注文頂いたお客様からの売上伝票のごく一部のみを修正して差額をポケットに入れていたのです。

チリも積もれば山となる・・・といった感じで、毎回合計1万円ほど搾取していたようです。
誠に残念な事ですが、金さんの犯行はI絵さんがこの店舗に赴任し、発覚するまでの数年間続いておりました。

監視カメラトさえあれば・・・C−604VFなどで犯行は未然に防止し、金さんは人生を踏み外す事は無かったと思います。


そして、I絵さんの苦労はまだ続くのです。

加盟企業専用ページはこちら