防犯ブログ
- 犯罪手口
2007年05月07日
ATMに盗撮カメラ設置の事件で中国人犯人逮捕
埼玉縣信用金庫(本部・埼玉県熊谷市)の現金自動預け払い機(ATM)に2005年12月、盗撮カメラが仕掛けられ現金が不正に引き出された事件で、山口県警が事務所荒らしで逮捕した4人の中国人グループが関与を認める供述をしていることが5日、わかりました。
4人はいずれも中国福建省出身の男(25〜39歳)。
調べによると、4人は05年12月、埼玉県内の同信金出張所に侵入してATMに小型カメラを設置。盗撮で得た口座番号などの情報を、データが記録されていない磁気テープ付き「生カード」に転写し、県外のATMから現金数十万円を引き出した疑いです。
「盗撮」・・というとカメラ付き携帯電話で・・といった事件を思い浮かべてしまいますが、本件はもっと本格的な「盗撮カメラ」をATMにあらかじめ取り付けてATMの現金引出しシーンを映し出すというものです。
アルバイトでカメラ設置係を募集し、施工。何箇所からカメラが出てきたと記憶しています。
外国人窃盗団による組織的犯行の事例として、侵入窃盗以外でもこういった犯罪があるのですね。
技術の革新は犯罪そのものも大きく進化させているのです。人間の力、個人の力量に頼った犯罪から組織の力、組織の技術の力に頼った犯罪に大きくIT技術やカメラなどの技術が悪用されているのです。昔ながらの職人的単独のコソ泥もいますが組織犯の陰に隠れて?あまり新聞記事にもなりません。
我々の意識も変革させることが必要です。