防犯ブログ

  • 侵入手口
2007年05月08日 工事作業員になりすまし学校荒らし1000件

毎日新聞5月8日付けの記事によりますと、工事作業員になりすまして早朝に小学校に侵入する手口で、窃盗を繰り返してきたとして、警視庁が無職の男(59)を窃盗容疑で逮捕していたことが分かりました。
東京や埼玉、神奈川など首都圏を中心に約1000件、被害総額は5200万円に上ります。
守衛に疑われたときは近くの学校名を挙げ「(別の学校と)行き先を間違えた」とごまかす周到ぶりだったということです。

男は今年3月7日、埼玉県蓮田市の市立小学校に工事作業員を装って侵入。職員室の机から現金数万円を盗んでいたところを職員に発見され、埼玉県警に現行犯逮捕されました。都内の公立小に侵入し現金などを盗んだとして、警視庁が指名手配していたため、身柄を移し、余罪を調べていました。

男は小学校を狙った理由を「生徒の年齢が低く、教員も自分のロッカーに鍵をかけない」と話しています。

学校、病院などを専門に侵入を繰り返す泥棒もいます。
学校も、この男は小学校専門でしたが、別の男は大学専門。特に国公立の大学ばかりを狙って侵入を繰り返していました。
共通していえるのは「警備が手薄で侵入しやすい」というところです。

最近でこそ小学校には校門が閉められているため自由に出入りできないことも多いのですが、この男はどうして侵入していたのでしょうか?新聞にはそのあたりのことは書かれていませんでしたが、職員室の机から数万円・・という程度の現金を結構置きっぱなしで施錠していないことが多いようです。
この男は現金専門ですが、パソコンを盗んで換金という手口もあります。この場合には中に生徒の個人情報が入っていると窃盗被害だけではすまなくなります。
やはりきちんと対策を行うことが必要です。

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