防犯ブログ

  • 犯罪手口
2007年05月14日 大阪のホテルで「母の日」強盗。花を届ける従業員装いドアを開けさせる。

13日は「母の日」でした。花屋さんにはカーネーションなど贈り物用の花がラッピングされていました。近所の花屋さんではラッピングされた植木蜂を軽トラックに載せいる景色も見られ、最近は遠方に住んでいて送ることも多いんだなと感じました。

この13日の母の日に、許せない犯罪は発生しました。

午後3時20分ごろ、大阪市中央区難波5、「スイスホテル南海大阪」の32階客室に従業員を装った男が「母の日の花をお持ちしました」と言って訪れ、宿泊していた大阪府吹田市の68歳と59歳の主婦にドアを開けさせました。

 男は拳銃や包丁のようなものを突き付けて「金を出せ」と脅し、粘着テープで2人の口をふさぎ、両手足を縛って約1時間にわたって室内を物色、現金計約3万5000円などを奪って逃走。

主婦らは自力でテープをはずしてフロントに連絡、けがはありませんでした。

調べでは、男は50〜55歳で、身長1メートル60ぐらい。黒っぽいスーツを着て、白っぽい帽子をかぶっていた。被害に遭った2人は、正午ごろにチェックインした後、買い物を済ませて部屋に戻ったところでした。

まさかの白昼での強盗。

たぶん犯人は2人が買い物から部屋に戻るのを後をつけて、二人の部屋を確認して、その部屋のドアを叩いたのだと思われます。

それにしても「母の日の花をお持ちしました」という言葉を使うなんて、良心のかけらも残っていないのではないかと思います。よく犯罪者が逮捕されて刑事さんに「おまえのおふくろは元気か?」などと母親に話題が移り、ふと我に返って自白・・なんていうドラマのシーンなどを思い浮かべますが、この犯人にも母の記憶は残っていると思うのですが、ほんとに許せない犯罪です。真似をした強盗が他で出ないことを祈ります。

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