防犯ブログ
- 犯罪手口
2007年05月29日
ひったくり許さん!「おやじの会」
横浜市青葉区周辺でひったくり被害が相次いでいます。
3月21日から今月25日までの約2ヶ月間で、未遂を含め24件発生し、特に今月9日は、1日だけで計9件(未遂も含む)の被害が確認されたようです。
「異常な発生件数。住民の不安も高まっている」として、同区内の子供の父親らで作られたボランティア組織「元石川おやじの会」(約60会員)による独自の防犯活動をスタートさせました。
同会によると、ひったくりは午後8〜11時ごろ、東急田園都市線たまプラーザ駅やあざみ駅付近で頻発しています。
徒歩で帰宅途中の会社員がよく狙われ、犯人はライトを消したオートバイで後ろから近づき、追い越しざまにバッグをひったくる手口が目立つようです。
「元石川おやじの会」では、週2〜3回、会員が青色灯をつけた車3〜7台に分乗して地域を巡回したり、街頭で注意喚起のビラを配っています。
広報担当の男性(50)は「犯人を捕まえるのは難しいかもしれないが、地域が目を光らせてひったくりが起きにくい街にしたい」と話しています。
この男性が言われるように、武器を持っているかもしれない犯人に対し、素人がむやみに手を出すのは危険です。
犯人を捕まえるのは警察に任せましょう。
我々にできる防犯活動は、侵入されにくい、犯行を起こしにくい環境をつくることです。
街全体をセキュリティシステムや防犯監視カメラシステムを完備した家に統一する「タウンセキュリティ」のような計画も色々なところで実施されていますが、何もお金をかけるだけが防犯活動ではありません。
住民同士が顔見知りで声を掛け合うことで、不審者を近寄りにくくします。
又、子供の登・下校時や夜間のパトロールで子供や女性も安心して生活が送れます。
ひったくり防止だけではなく、盗難目的の侵入者、放火や誘拐・痴漢など様々な犯罪に対して有効的な対策でしょう。
「あの街は住民の防犯意識が高く、犯行は難しい」と犯罪者から嫌がられる街を目指してほしいものです。