防犯ブログ
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2007年07月10日
ピッキング技能者による開錠コンテスト
7月8日、北京でピッキング技能者による目隠し開錠コンテストが開催されました。
わずか1分でピンタンブラー錠などを開ける早業に、イタリアの鍵製造会社の代表からも驚きの声が上がりました。
防犯 意識及び防犯必要性の高まりにより、家庭用などで鍵の使用が増加しています。一方では紛失などのトラブルも増え、北京には多くの個人開錠業者が存在します。
しかし、会社組織で大規模且つ専門的にピッキング技能者を育てる組織は少ないようです。
ピッキングとは鍵を使わずに錠前を開ける行為一般を指します。業者が取得すれば、鍵紛失に際して、錠前を破壊せずに開けるサービスを提供できますが、日本などではピッキング技術を使った住居侵入や窃盗などの犯罪が問題になっています。
ピッキング技能者による目隠し開錠コンテストとは驚きですね。
日本であれば、犯罪を助長するなどの理由で開催自体が難しいと思われますが、中国ではまだまだ犯罪として認識されていないのでしょうか。
ピッキングによる侵入窃盗事件が多くなれば、このようなコンテストは開催されないでしょう。
懸念されるのは、このようにピッキング技術の高い中国人が日本に来日し、窃盗団として暗躍することです。
外国人窃盗団がピッキングによりマンションに多数侵入したのが平成12年〜14年でした。
その後 防犯 対策としてピッキング対策の錠前変更、ピッキング条例の制定などが実施され、首都圏などで 防犯 対策が進むと 防犯 対策の進んでいない地方都市へと活動場所を移動させています。
また、ピッキングの次はサムターン回し、焼き破り、バンピングと次々に新しい手口による被害が多発してきています。
防犯 対策を一つしたから、錠前を交換したから安心ということにはならないことをぜひ認識していただきたいと思います。