防犯ブログ

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2007年07月11日 自作自演の放火男

強盗放火事件を偽装して「犯罪被害者等給付金」をだまし取ろうとしたとして、兵庫県警は、姫路市の無職男(42)(公判中)を詐欺未遂容疑で逮捕状を取り、11日にも再逮捕する予定です。

犯罪被害を装い、同給付金を詐取しようとした事件の摘発は全国で初めてということです。

調べでは、男は03年9月、火災保険金などを詐取する目的で、経営していた同県福崎町のレンタルビデオ店に放火しました。
逃げ遅れて大やけどを負ったのに、強盗に放火されたように装い、05年8月、県警に同給付金約430万円を申請した疑いです。

犯罪被害給付制度は、犯罪によって死亡したり、けがをしたりした被害者や遺族に国が給付金を支給する制度です。
各都道府県警が申請を受け付け、公安委員会が決定します。

2006年度は被害者491人について申請され(前年度より26人増加)、支給裁定(決定)は435人分(前年度より41人増加)の約12億7200万円(前年度より約1億3900万円増加)でした。

給付金を詐取しようとした事件の摘発は全国で初めてということですが、これだけ保険金詐欺が横行している世の中ですから、
今までにも給付金をだまし取っていたケースはあるのではないでしょうか。

それにしても、大やけどを負ってまで、放火を自作自演しようとするのには驚きます。
給付金は430万円、保険金などを合わせると相当な金額となり、元がとれるということでしょうか・・・。

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