防犯ブログ
- 泥棒小話
2007年07月18日
豚肉強盗 肉が重すぎて逮捕
中国の広東省深セン市で、125kgの豚肉とこれを積んだオートバイが4人組の男に 強奪 される事件が発生しました。
しかし、盗んだ豚肉が重過ぎてオートバイはスピードが出せず、犯人はすぐに逮捕されました。
12日、豚肉の価格高騰が社会問題になっている中国で、ついに豚肉を狙った 強盗 事件が発生しました。
同日午前4時ごろ、広東省深セン市の白花社区市場でオートバイから125kgの豚肉を降ろそうとしていた男性が、突然現れた男4人に背後からいきなり殴られたうえ、オートバイと豚肉を奪われました。
1人は盗んだオートバイに乗り、3人は用意したマイクロバスで逃走しました。
被害に遭った男性は警察に通報し、ただちに現場周辺は警官が緊急配備されました。
ところが、125kgの豚肉があまりにも重くよろよろと蛇行していたオートバイはただちに警官の目に止まり、犯人の1人はあっけなく逮捕されました。
この男の供述によると、4人はオートバイを使った ひったくり の常習犯で何度も逮捕歴があるということです。
ひったくり のターゲットをカバンから豚肉に変更した理由を、記者が取調官に尋ねると、「今の相場なら豚肉125kgで安くても3000元(4万8000円)で売れるからね」と説明しました。
昨今の豚肉の価格高騰に乗じた犯行のようです。
中国では、供給不足、伝染病の発生などを背景に豚肉の価格高騰が続いているようです。
豚肉の国家備蓄の一部を放出するまで至っており、中国政府は豚肉市場の安定に本腰を入れています。
中国は世界最大の豚肉生産・消費国で、価格は今年5月に入って急騰し、前年の2倍にまで上がっているようです。
お金がいくら入っているか分からないカバンを 盗む よりも、確実な値段で転売できる豚肉をターゲットとした中国の 窃盗 事件です。
どこの国でもその時に高く売れる価値のあるモノがまず狙われるということです。
防犯 対策をきちんととることが必要です。