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2007年07月26日 地震被災の柏崎市などで窃盗多発

新潟県中越沖地震で被災した柏崎市や刈羽村で、震災後の混乱に乗じた窃盗 事件などが相次いで発生しています。
地震発生の16日から24日までに9件確認され、被害総額は約130万円にのぼっているということです。

柏崎市でオートバイ販売店を経営する男性は23日午前7時半ごろ、被災した店内を片づけようと出勤し、約5万円が入っていたレジスターが盗まれているのに気づきました。
店内を調べてみると、裏口ドアのガラスが直径30センチほどの円形に割られ、ドアは開いていたということです。
この販売店は地震で店内のオートバイ約150台が倒れるなどし、損害額は600万円近くにのぼるということで、男性は「苦しんでいる時に、こんなことをされて悔しくてたまらない」と話しています。

また、同じ柏崎市内の旅行会社でも24日午後、事務所にあった108万円入りの手提げ金庫がなくなっているほか、避難所の柏崎小学校で19日、市内の40歳代の女性がボランティア活動中、自転車(約2万円相当)を、22日にはフリーターの少年が知人宅前に止めていたバイク(約3万円相当)を、23日には50歳代の男性が自宅車庫からバイク(約10万円相当)をそれぞれ盗まれるなどの被害が出ているということです。

さらに刈羽村の避難所でも、男子高校生(15)が約1500円入りの財布を盗まれる事件がありました。
いわゆる“火事場泥棒”ですが、災害に遭った被害者に対し更なる追い打ちをかけるような、非常に悪質な犯罪です。
また同様に、ボランティアを装って被災地へ入り込み、窃盗をはたらく不埒者もいるようです。

いつどこで誰が災害に遭うのかなど、到底予測できるものではありません。
こういった犯罪が起こるのは悲しいことですが、いざという時貴重品をすぐに持ち出せるよう、普段からシュミレーションをしておくといいかもしれません。

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