防犯ブログ

  • 犯罪情報
2007年08月07日 強盗に両手両足縛られ、ダムから突き落とされた。その時ドウスル?

その女性は、保険会社社員(34歳)。
7月31日午後に34歳の男が彼女の勤める保険会社に来社。
「胸ポケットに遠隔爆弾を入れた。5メートル以上離れたら爆発させる」と女性を脅し、箱状のものを胸に入れました。
その後、軽自動車に乗せ、三重県津市にある2か所のショッピングセンター内の現金自動支払機で130万円を引き出させました。
ずっと「これは爆弾だ!」と女性が逃げないように脅かし続けていました。
そうして現金を手に入れると、1日未明、鈴鹿市から60キロ離れた志摩市のダムに女性を投げ捨てました。

女性は両手両足を縛られた状態でした。

ところが、なんとその場所は水深が1メートル足らずでした。
女性の手足は縛られていましたが、高さ約1メートルから落とされた衝撃で幸運にも外れました。

この女性、その時どうしたかというと、すぐに動き始めると犯人にバレることを予想し“死んだふり”をしていたというから驚きです。
その後、通りかかった車に助けられ、近くのコンビニから警察に通報し、犯人は逮捕されました。

縛られたままであれば水深1mでもおぼれて死ぬこともあります。
本当に映画のワンシーンのような奇跡が起きたと思います。
そして、すぐに泳いだり、立ったりせず、死んだふりをしたところなど、非常に冷静であったことがさらに幸運を呼びました。

それにしても、この保険会社では防犯 対策、強盗対策はどうなっていたのでしょうか?
保険会社には保険金支払いに伴い顧客との間でトラブルが発生することもあります。
一方的に遺恨を持たれることもあります。

そうしたトラブルに対応するため、応接室などには週音マイクや防犯 監視カメラが設置され、会話が離れた場所から確認できるところもあるようです。単なる話し合いから恐喝などになりどうな場合などにすぐに対応するためです。

強盗対策用の「緊急押しボタン」も必要です。
無線対応のペンダント・腕時計、カードなどのものがどこにいても犯人に気付かれずに押すことができるため良いと思います。

侵入強盗 は平成15年には平成9年の2.9倍になるなど急増しましたが、それ以降平成18年まで減少しています。
しかしそれでも平成9年の1.9倍ですから、まだまだ多発しているといえます。
その内訳は、商店が 49.3%、一戸建て住宅が 12.1%、4階建て以上の共同住宅 8.3%、3階以下の共同住宅 8.3%、金融機関 9.9%となっています。

保険会社なども防犯 強盗対策は必要な業種であると考えます。

加盟企業専用ページはこちら