防犯ブログ
- 侵入手口
2007年08月20日
母の葬儀代金稼ぎ？兄弟で「金庫破り」
兄弟が仲がいいのはいいことですが、仲良く一緒に泥棒というのはいただけません。
名古屋の３６歳、３４歳の兄弟は、窃盗「金庫破り」を繰り返していました。
２人は１２日午前４時ごろ、浜松市東区の飲食店に侵入し、レジカウンターの下にあった据え置き金庫の鍵をバールなどで壊し、金庫の中の現金約９８万円を盗んだ疑いで逮捕されました。
静岡県内では昨年秋ごろから飲食店を狙った金庫破りが多発しており、別の被害現場で目撃された不審車両のナンバーなどから２人が浮かび上がりました。
車両はレンタカーを使っており、余罪は北陸、東海、関東地方で約１００件、被害金額は数千万円に上るとみて警察では調べています。
兄は「今年２月に母親が亡くなり葬儀の費用が必要だった」、弟は「兄を誘ったのは自分」などと話しているということです。
「金庫破り」っていうのはいろいろ方法はあるのですが、背面を破る背面破りや、こじ開けなどで、ものの見事に金庫は破壊され開けられています。
ほとんどの金庫は「燃えない拠金箱」・・書類などを火災から守るためのもので、窃盗犯に対しての防犯面は弱いのです。
防犯面を強化した金庫もここ最近出てきていますが、防犯対策が金庫だけというのはいただけません。
金庫を過信しすぎていると、ある日会社や店舗に出社すると！！ということになってしまいます。
きちんと「建物に入られないための防犯対策」をお勧めします。
それにしても「母親の葬儀代」なんて理由で許されると思っているのでしょうか？
亡くなる前からも余罪がいっぱいあるところを見ると、そんな理由を言って少しでも・・・ということを狙っているのではないかと感じます。
せっかくの兄弟がいるのですから、もっといいことに協力してほしいですよね。