防犯ブログ
- 侵入手口
2007年08月30日
米国で「忍者泥棒」 少年3人が忍者の衣装・装備品で
米国で忍者が出現するとは思いませんでした。
米国オレゴン州ローグリバーで21日、夜な夜な黒い忍者の衣装に身を包み、
屋根伝いに飛び回っては「まるでリスのように」木登りする10代の少年3人が
空き巣や窃盗の疑いで警察に逮捕されました。
さらに3人は盗んだクレジットカードでフリークライミング用スパイクや金属製の手裏剣、
多機能ベルトなど忍者の装備品をオンラインストアで購入していました。
地元Mail Tribune紙27日付によると、逮捕されたのは15歳の少年2人と16歳の少年1人。
会見した市警のKen Lewis署長は、「“忍者”は盗んだ品を友人らに与えていたことも十分考えられ、
友人らは知らずのうちに盗品の所持」の罪に問われることもありうると述べています。
警察は数ヶ月前から“忍者”の内偵捜査を続けていました。
最近になって車の空き巣6件、家の空き巣3件、窃盗数件の被害届が出されており、
警察は少年3人の逮捕に当たって、盗難届けが出ていた数千ドル相当の宝石、空き巣道具、地図、
黒い忍者のコスチューム数点などを押収しました。
少年らはアメリカで若者に人気のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)、MySpaceで自らrr_ninjya“忍者”と名乗り、
自分たちの興味と活動振りを披露していました。
投稿されたビデオには黒装束で俊敏な動きで木登りする姿が撮影されていました。
Lewis署長は「MySpaceで彼らが言っていることは本当だ。捜査に大いに役立った」と述べています。
子どもが忍者の格好をして、夜中に走り回っては屋根に上ることに問題ないかと、
ある父親が警察に問い合わせてきたことで警察は7カ月前に初めて忍者グループの存在を知りました。、
その父親には危険で違法な行為だと伝えたということです。
今回逮捕した少年の一人は、およそ1年半前から忍者の活動をしていたと話しています。
当初の少年らの忍者ごっこはやがて、器物破損や深刻な違法行為にエスカレートしていったと警察は見ています。
少年らは第1級空き巣、第1級窃盗、車への不法侵入の罪に問われるほか、
他人に成りすましたID窃盗、盗んだクレジットカードの詐欺使用でも立件される見込みです。
[忍者ごっこ」がそのまま「泥棒ごっこ」になったのでしょうか?
ドラマや漫画、コンピューターゲームなどの仮想社会との境がつかなくなってどんどんエスカレートしてしまうのであれば
非常に怖いことです。
もっとも、最初から泥棒をしようとして、目立たない格好として忍者コスチュームを選んだのであればもっと怖いですけれどね。
いずれにしても、アメリカは防犯 先進国。
ホームセキュリティ(家庭の防犯対策)がもっと進んでいるというイメージがあり簡単に少年泥棒の被害に遭っていたのも驚きです。
防犯 システムのことについてはこの記事には記載されていませんでした。
防犯 装置の付いていないところを狙ったのでしょうか?
銃社会でもあるので、不法侵入は命の危険もあると思われます。