防犯ブログ
- 侵入手口
2007年10月18日
6年間で空き巣500件。稼いだ金額1億円。
埼玉県北部や群馬県で空き巣を繰り返したとして、埼玉、群馬両県警が窃盗などの疑いで逮捕した男(54)。
この男は01年1月からの6年間で500件以上の窃盗を認め、被害額は現金5000万円以上、商品券や貴金属類を含めると総額1億円を超えるということです。
2月8日午後6時ごろ、埼玉県本庄市の無職男性方に侵入し、現金約37万円とキャッシュカードなどを盗み、約644万円を引き出すなどしたとして3月に逮捕、起訴されました。
「家族を養う生活費にしていた」と供述しています。
その手口は?というと、一戸建て住宅を狙い、駐車場の車の有無で留守を確認。
窓ガラスを割って侵入し、現金、キャッシュカードを盗みます。
盗んだキャッシュカードの暗証番号は被害者の生年月日や電話番号から推測しててお金を引き出していました。
この泥棒のように「不在確認」を泥棒はします。
「不在確認」の方法としては、
●室内の照明がついているかどうか
●インターホンを鳴らす
●窓に石をあててみる
●洗濯物が干しっぱなし
●郵便受けに郵便物・新聞が入ったまま
●駐車場に車がない
侵入前は非常な緊張状態でこういった「不在確認」をして侵入するのです。
建物の外から日常ずっと泥棒は「無意識の下見」をしています。
●防犯 ベル、警備システム、防犯 装置などがついているか
●通りから死角になる侵入口はあるか
●人通りが多いか
●人目につかずに犯罪ができるか
●防犯 意識が高いかどうか
こういった泥棒の心理をきちんと研究して泥棒の立場から「入りにくい環境」を作ることこそ 防犯 を考える上で大切です。