防犯ブログ

  • 犯罪手口
2007年10月09日 「屋根破り」の手口

今まで聞いたことがなかった侵入手口です。

靴の量販店だけを狙い、金庫から現金を盗んでいたとして、大阪府警捜査三課などは5日、窃盗などの容疑で大阪府羽曳野市野々上、元溶接工(35)=公判中=を逮捕したと発表しました。

その侵入手口は?というと、男は靴量販店の大半が平屋建てで、屋根がトタンやスレート製であることに着目。金切りばさみなどで屋根を破り、鉄骨を伝って店内に侵入していました。

大阪を中心に静岡から福岡まで11府県で33件、計約660万円を盗んでいました。

調べでは昨年3月、大阪市平野区の「フットパーク長吉店」に屋根を破って侵入し、事務室の金庫をこじ開け、現金約95万5000円を盗むなどした疑い。

トタン屋根を切りばさみで破ってそこから侵入とは、本当に手が込んでいます。
この場合、防犯装置は作動したのでしょうか?
セキュリティハウスの場合、最低二重警戒をしていますので、窓や扉からの侵入でなくても「室内検知用センサー(パッシブセンサー)が作動してベルやサイレンで威嚇撃退できますが、窓検知用のセンサーだけですと侵入者を検知できません。

防犯は最低2種類以上の侵入検知センサーを使用し、互いのセンサーの性能を活かしながら補完しあうことが大切です。
侵入者に対し、建物内に侵入されてから対処するのではなく、建物内に入れさせない、そしてもう一歩進んで、犯罪対象から外させ「狙わせない」といったことが重要ではないかと考えます。
そういったためにも、防犯システムは防犯のプロがきちんと設計、施工することが必要です。

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