防犯ブログ
- 侵入手口(店舗)
2007年10月10日
天井に穴あけ有楽町の貴金属店 1億円相当盗まれる
先日はトタン屋根を破ってでしたが、今度は屋根・天井に穴を開けての侵入手口での窃盗被害のご紹介です。
7日午前9時半ごろ、東京都千代田区有楽町の貴金属店「ビクタース・パール」から、指輪など約8000点(販売価格計約1億円相当)が盗まれているのを出勤してきた女性従業員が発見し、連絡を受けた店舗の管理事務所が警視庁丸の内署に届け出ました。
調べによると、6日午後7時20分ごろから7日午前9時半ごろの間、無人の同店に何者かが侵入。
現金約20万円とショーケースにあった指輪やネックレスなど約8000点が盗まれました。
同店はJR有楽町駅近くの高架下にあるインターナショナルアーケード内にあり、屋根に縦横約40センチの穴が開けられ、さらに同店の天井にも縦横約30センチの穴が開けられていました。
30センチの穴から出入りできるということはかなりスリムな体型の泥棒だと、ちょっと変な意味で感心しました。
ここのところ貴金属店を対象の爆窃団が数ヶ月に一度犯罪を重ねています。
アーケード街の場合、アーケード沿いに移動したり、それを足場にして高い階に上り窓ガラスを割って・・といった手口も多いようです。壁に穴を開けるなど爆窃団の手口はいずれも建物や什器に対する破壊工作がひどく、被害は盗まれた商品や現金だけに留まりません。
やはり、貴金属店には、フォグガードのような霧で視界を遮り犯行を継続させない、大音量の数種類のサイレンや防犯ベルで威嚇撃退する・・といった防犯システムは絶対必要です。
この店舗は、被害に遭ったことを翌日店員が出社するまでわかっていませんでした。
警備システム、防犯システムの有無はニュースからは不明ですが、もし何も対策をしていなかったのであれば、貴金属店として防犯意識があまりにも低いのではないかと考えます。
保険で対応するという考えなのであれば、今損保業界も貴金属店に対する新規契約を自粛しており、又現在契約していても事故が多い場合にはうち切られることもあると聞いています。
やはりもっときちんとした防犯対策を採られることをお勧めします。
爆窃団