防犯ブログ
- 侵入手口
2007年11月01日
「仏像は高く売れる。寺社はほとんど警備員が常駐しておらず、防犯が甘いと思った」寺ばかり狙う
神戸市内の寺で仏像などを盗んだとして兵庫署に逮捕された住所不定、無職の男(55)
神戸や大阪の寺社で約二十五件、被害総額千五百万円に上る盗みを繰り返していたことが三十日、同署の調べで分かりました。
男は真宗大谷派本山「東本願寺」(京都市)の関係者を装う名刺を作成、知り合った男を信用させて見張り役にし、
二人で犯行を重ねていたということです。
調べでは、同被告は二〇〇六年十-十二月、数回にわたり神戸市兵庫区内の寺に侵入。
本堂の仏像や石像など四点(三百万円相当)を盗んだ疑いです。
ほかにも同年十月から今年二月まで、同市長田、須磨区、大阪府内で仏像や掛け軸などを盗み、
大阪の骨董(こっとう)品店に売りさばいていました。
調べに対し「仏像は高く売れる。寺社はほとんど警備員が常駐しておらず、
防犯が甘いと思った」などと供述しています。
「仏像盗難」仏像が転売するとはなんとも罰当たりなことですが、仏像盗難は頻繁に発生しています。
多くのお寺では「重要文化財や国宝が狙われる」と考えているようですが、「重要文化財や国宝以外が狙われる」のです。
なぜなら換金の時に、足がつかないからです。
防犯 対策が進んでいない・・・泥棒がそのように思ってしまうことこそが問題です。
防犯監視カメラや防犯侵入検知センサー、炎センサーなどで不審者をすぐに検知し音と光で撃退する。
そういった防犯対策は寺にとって絶対必要な時代になっていると思います。
盗まれた仏像は海外や国内のマニアに売買されます。
買い戻した例もありますがほとんどの場合が戻ってきません。
何かあって失うものは非常に大きいということを忘れてはなりません。